ハリウッドのスーパースターであり、FIA世界耐久選手権への参戦で知られるパトリック・デンプシーが、15日(日)午前10時からの決勝レースでスタートフラッグを振るグランドマーシャルを務めることが発表された。
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デンプシー・プロトンレーシングのチームオーナーでもあるパトリック・デンプシーにとって、富士スピードウェイは、2015年大会のLMGTE アマクラスで自身が優勝を飾った特別な場所だ。デンプシーはその年のル・マン24時間レースでも表彰台を獲得するなど、彼のモータースポーツにおけるキャリアの中で、2015年は最も輝かしい実績を残した年となった。
そのデンプシーは、自身が設立したガン治療施設『デンプシーセンター(米国メイン州)』による「ガン募金」活動を支援する「デンプシーチャレンジ」のプロモーション活動のために来日している。
来日中、デンプシーは日本での優勝についてのフィルム撮影をはじめ、レース期間に開催されるイベントへの参加や、チームの若手ドライバーへの指導などを行う予定だ。
また、「ピンクリボン財団」によって始められた「乳ガン啓発月間」にあたり、同活動への関心を喚起するため、デンプシー・プロトンレーシングのPorsche 911 RSR(991)の77号車は、「ピンク」のスペシャル・カラーリングが採用されている。