アブダビは、今後もF1シーズン最終戦の開催地という位置をキープしたいと考えているようだ。
2009年からヤス・マリーナ・サーキットで開催されてきたアブダビGPだが、2011年から2013年までを除いて、そのほかの年はすべて最終戦として開催されてきている。
今季は当初最終戦までドライバーズタイトルのゆくえが決着を見ないだろうと言われていたが、ここへきてフェラーリのセバスチャン・ベッテルが一気に失速。最終戦を待たずにハミルトンの通算4度目のF1タイトル獲得が実現される可能性が高くなってきている。
しかし、今後もシーズン最終戦の位置をキープすることがアブダビの希望のようだ。
ヤス・マリーナ・サーキットの責任者であるタレク・アル・アメリは、『Gulf News(ガルフ・ニュース)』に次のように語った。
「これまでにもタイトルがすでに決した状態のときもあった。だからといってそれで我々のレースの価値が下がるとは思わない」
「我々は最終戦としてやり続けられれば満足だし、リバティ(F1新オーナーのリバティ・メディア)のグループと話し合いもしているところだ」
そう述べたアル・アメリは、次のように付け加えた。
「ここまでのところ、我々はどちらもそうするのが正解だと考えているよ」
今年は11月26日に決勝が予定されているアブダビGPだが、年間21戦が予定されている2018年も最終戦として位置付けられている。