マクラーレンのチーム代表エリック・ブーリエは、ジェンソン・バトンがマクラーレンの控えドライバーを辞める可能性があることを認めている。
2009年のF1チャンピオンである37歳のバトンは、2016年末でF1を「休業」したが、第6戦モナコGPでは、インディ500に参戦したフェルナンド・アロンソの代役を務めた。
■来季はフル参戦したい意向のバトン
バトンは、日本GP(8日決勝)が行われている鈴鹿サーキットで次のように語っている。
「レースが恋しい」
「以前は、少し愛が冷めていたというか。F1を1年余分に続けてしまったのかもしれないね。でも、今はまたレースをやって楽しみたいと思っている」
■バトンの意思を尊重する姿勢を示すブーリエ
バトンは2018年もマクラーレンと「ある種の」契約を結んでいると話している。しかし、その役割からも離れる可能性があることをブーリエは認めている。
「彼は来シーズン、レースシリーズに参戦したいと思っているようだ。当然ながら、われわれにはそれを提供することはできない」
「彼はマクラーレンブランドのアンバサダーでもある。この協力関係を続けることは大歓迎だ」
バトンが別のレースシリーズに参戦した場合、マクラーレンには新たな控えドライバーが必要になる。
その第1候補は若手のランド・ノリスかと聞かれると、ブーリエはこれを認め、次のように話した。
「まあ、見てみよう。彼がF3チャンピオンになれば―その可能性はかなりある―スーパーライセンスを受け取るのに十分なポイントになるからね」