今年で最後の開催となったF1マレーシアGPは、フェラーリにとって悪夢とも言えるグランプリとなった。
●【決勝結果】F1マレーシアGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■ベッテルの不運
セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はフリー走行3回目終盤にエンジントラブルが発生し、予選までに新しいエンジンに載せ換えたものの、再び問題が発生。結局ベッテルのクルマはQ1の残り時間内に修復することができず、今季のタイトル争いに向けて致命的とも言えるノータイムでQ1敗退という最悪の結果となってしまった。
ベッテルは最後尾からスタートする厳しいレースとなったが、追い上げて4位でチェッカーを受けた。しかし、ゴール後のクールダウンラップ中にウィリアムズのランス・ストロールとクラッシュし、左リアサスペンションを大破するという信じられないアクシデントが発生した。
■ライコネンの不運
一方キミ・ライコネン(フェラーリ)は、決勝開始直前に最前列2番グリッドについた後、クルマにトラブルが発生。フェラーリのメカニックたちはマシンをいったんガレージに戻して懸命の修復作業を行うも、結局ライコネンはスタートできないままレースを終えた。
フェラーリにとっては信じられない悪夢に悩まされたレース週末となってしまった。
●【動画】フェラーリの不運はレース後まで・・・ベッテル、チェッカー後にクラッシュ/F1マレーシアGP(0:39)[F1.comへ]