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【予選レポート】ベッテルが意地の逆転ポール ホンダ勢は2台ともにトップ10/F1シンガポールGP

2017年09月16日(土)23:33 pm

2017年F1第14戦シンガポールGPが9月16日(土)、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキット(1周5.065km)で2日目を迎え、現地時間21時(日本時間22時)から行われた予選でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得した。今季3回目、通算49回目。

●【予選結果】F1シンガポールGPのQ1-Q2-Q3タイム、周回数

■Q1 フェラーリは11番手12番手で苦しいQ2進出

18分間で行われたQ1は、ここまで好調ぶりをアピールしていたレッドブルがやはりいいタイムを刻んでくる。F1キャリア初ポールを狙うマックス・フェルスタッペンがトップタイムを刻み、それにチームメートのダニエル・リカルドが続きレッドブルが1-2を形成する。

セッションの最後に3番手に飛び込んだのはマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソだった。チームメートのストフェル・バンドーンも5番手タイムを刻み、危なげなくQ2進出を決めている。4番手はトロロッソのカルロス・サインツだった。

メルセデスAMG勢はルイス・ハミルトンが6番手、バルテリ・ボッタスが10番手。フェラーリ勢はキミ・ライコネンが11番手、セバスチャン・ベッテルが12番手と普段あまり見られない順位でQ1を終えた。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、17番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、18番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)、19番手パスカル・ウェーレイン(ザウバー)、20番手マーカス・エリクソン(ザウバー)。

■Q2 マクラーレン・ホンダは2台ともにQ3へ

15分間で争われたQ2でもレッドブル勢が強さを見せ、フェルスタッペンとリカルドが1-2体制を維持する。3番手にライコネン、4番手にベッテルが続くもののフェルスタッペンからはコンマ2秒ほどの遅れとなる。ハミルトンも5番手といつものキレが見られない。

そんな中、マクラーレンのバンドーンは6番手、アロンソも9番手となり、第11戦ハンガリーGP以来となる2台そろってのQ3進出を決めている。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、12番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、13番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、14番手エステバン・オコン(フォース・インディア)、15番手ロマン・グロージャン(ハース)。

■Q3 ベッテルが最後に意地の逆襲

12分間で戦われたQ3では、ベッテルが意地の走りを見せた。

ここまでのセッションで強さを見せ、ベッテルの持つ最年少F1ポール獲得記録を破る可能性が高いと見られていたフェルスタッペンが最初のアタックでまずトップタイムを刻む。ところが、ここでベッテルが初めてレッドブル勢を上回るペースでの走りを見せ、フェルスタッペンに0.145秒差をつける暫定ポールタイム1分39秒669を刻んだ。

3番手リカルド、4番手ライコネンと続き、メルセデスAMG勢はハミルトンが5番手、ボッタスが6番手だった。それにマクラーレン・ホンダのアロンソが7番手、バンドーンが8番手で続いた。

Q3での2回目のアタックにキャリア初ポール獲得をかけたフェルスタッペンだが、ペースが上がらず、ベッテルの暫定ポールタイムに届かない。逆に、最後にタイヤをウォールにこすりながら鬼神のごとき走りを見せたベッテルが自分の暫定ポールタイムをさらに更新する1分39秒491をマークし、2011年、2013年、2015年に続きマリーナ・ベイで4度目のポールポジションを確定させた。

15日(金)に今季限りでの関係解消が発表されたマクラーレン・ホンダだが、最終的にアロンソが8番手、バンドーンが9番手となり、明日の決勝では2台そろってポイント圏内からスタートする。

■シンガポールGP予選トップ10ドライバー

ポールポジション/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:39.491
2番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:39.814
3番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:39.840
4番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:40.069
5番手/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:40.126
6番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:40.810
7番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:41.013
8番手/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 1:41.179
9番手/ストフェル・バンドーン(マクラーレン) 1:41.398
10番手/カルロス・サインツ(トロロッソ) 1:42.056

F1シンガポールGP決勝は、明日の日本時間21時から始まる。

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