ホンダがレッドブルにもエンジンを供給する可能性について、ドライバーは慎重な姿勢を示している。
ホンダとマクラーレンの提携は今シーズン末で解消され、2018年からはホンダとトロロッソが提携することがF1シンガポールGP(17日決勝)初日に発表された。
レッドブルは、ルノーと2018年までエンジン供給契約を結んでいるが、ルノーはこの契約を延長しない見込みだと報じられている。姉妹チームであるトロロッソとホンダの状況次第では、レッドブルが2019年からホンダにスイッチする可能性もある。
この点についてレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、「現時点ではコメントできない」と『Auto Bild(アウト・ビルト)』に答えている。
■ホンダは「進歩する必要がある」とリカルド
一方、レッドブルのダニエル・リカルドは、ホンダエンジン搭載の可能性について聞かれると次のように答えている。
「彼ら(ホンダ)は明らかに進歩する必要があるよね」
「きっと(トロロッソとホンダの提携には)理由があるんだろうし、彼らがもっと良くなると信じているんだろう。でも、彼らが来年、実力を示す必要があるのは間違いない」
■まずは来年の競争力を見てから
チームメートのマックス・フェルスタッペンは、まずは2018年の状況を見て将来を考えると話す。
「そう(レッドブル・ホンダ)なるとしたら、2019年で終わる話じゃない」
「僕に分かっているのは、来年、ルノーエンジンを積んだレッドブルのクルマで自分が走ることだけだ」
「だから、まずは来シーズンの開幕に集中して、どのくらい競争力があるか見てみたい」
「それに、来年ホンダエンジンがすごく良くなる可能性もある。だから、今はただ待って、すべての展開を見てみるしかないよ」