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【マクラーレン】ルノー・スポールと技術提携「ルノーなら勝利を狙える」

2017年09月15日(金)22:08 pm

ルノー・スポールとマクラーレン・レーシングは、2018、2019、ならびに2020年シーズン、エンジン供給の提携に合意した。これによりルノー・スポールはマクラーレンにパワーユニットを提供、マクラーレンの技術陣と緊密な連携を行う。

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ルノーが1977年にF1に加わって以来、マクラーレンは814戦、ルノーはエンジン製造会社として591の参戦数を数えるが、両者が何らかの形で手を組むのは今回が初めて。

マクラーレンにとって彼らとの提携は、当然の帰結と言える。ルノーは、自チーム、カスタマーチームに関わらず王座獲得に十分なエンジンの製造能力を有するからだ。

一方ルノー・スポールにとっては、エンジン開発でトップクラスのフィードバックを提供できる、高い能力を持つエース級のチームがひとつ増える形。

マクラーレン・ルノーは、パートナーシップを通じてあくまで優勝を狙う。

■シーク・モハメド・ビン・エッサ・アル・カリファ(マクラーレン・グループ会長および経営委員長):「ルノーなら勝利を狙える」

「マクラーレンと同様、ルノーは、F1がDNAに深く浸透している製造会社だ。彼らは1977年、現代F1にターボのコンセプトをもたらしたパイオニアである。ターボと自然吸気の両形式でF1に勝ち、常に技術の先端を行く企業なのだ」

「ルノーのエンジンを積むマクラーレンなど、今まで思いもよらなかった組み合わせだが、他のルノー系チームと平等に勝ちを狙えるだけのパートナーシップが構築できた」

「マクラーレンには、2018年シーズンを引っ張っていくだけのモチベーションや渇望、それにリソースが備わっている。ルノーのエンジンさえあれば、もっともっとグリッド上方に行く能力を得られるだろう」

「今日の発表で、マクラーレンの歴史に新たな一章が始まる。今からそのスタートが待ちきれない」

■ザック・ブラウン(マクラーレン・テクノロジー・グループ エグゼクティブ・ディレクター):「優勝の常連にしてみせる」

「今日の発表で我々は、安心して、脇目も振らず2018年シャシーと技術開発を進められる」

「サプライヤーから技術提供を受ける際、マクラーレンは、彼らと長期に渡るパートナーシップを結ぶべく常に最大限の努力を常に払ってきた。ルノーと組むことで、現パワーユニットを優勝の常連にしてみせる。我々はルノー・スポールに大きなメリットをもたらすことができると信じている」

■ジェローム・ストール(ルノー・スポール社長):「全員に有益だ」

「これはルノー・スポールにとって戦略的な提携だ。マクラーレンと手を組むのは、ルノーにとってこれが初めてである。あれほどの歴史を持つF1チームと契約に同意できたことが誇らしい」

「この提携がもたらすメリットは、技術面やスポーツ面にとどまらずマーケティングやPRにも派生する。マクラーレンがサーキットで我々に激しいハッパをかけるのが、今から目に見える。この戦いは、誰にとっても有益なのだ」

■シリル・アビテブール(ルノー・スポール マネージング・ディレクター):「シャシーの良き手本になる」

「ルノー・スポールとマクラーレン・レーシングが新たに提携を結べて嬉しい。F1の二大古豪が初めて手を組むのだ。この新しい関係に興奮している。今回の合意は、2020年に勝ちを狙えるポジションに着くという我々の中期戦略に完全にマッチするものである。ルノーのブランドを載せた来季マクラーレンでレースするのを、今から心待ちにしている」

「マクラーレンは、二人の才能豊かなドライバーを有する、刺激に満ちたチームだ。マクラーレンは、我々のエンジン開発を進めてくれるばかりか、ルノーのワークスチームにとってシャシー製造の良き手本になってくれるに違いない。復活を渇望する優勝経験チームとの、これが新たな船出だ」。

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