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リカルド「来季のクルマ次第ではレッドブル離脱も考える」

2017年09月14日(木)19:31 pm

ダニエル・リカルドが、もし2018年のレッドブルF1マシンがタイトル争いに加わることができるレベルに達していなければ、そのときはほかのチームへの移籍も考えることになるだろうと語った。

レッドブルの育成ドライバーとしてキャリアを積み上げてきたリカルドは、トロロッソの控えドライバーを務めていた2011年にイギリスGPでHRTからF1デビュー。翌2012年にはトロロッソの正ドライバーとなり、引退したマーク・ウェバーの後任として2014年にレッドブルに昇格した。

その年には3勝をあげて4年連続でF1タイトルを獲得したチームメートのセバスチャン・ベッテル(現フェラーリ)をしのぐ活躍を見せたリカルド。だが、メルセデスAMGが飛び抜けた強さを発揮する中、2016年と2017年にも何度か優勝するチャンスには恵まれたものの、ここまでF1タイトル争いにからむことはできていない。

■来季のクルマ次第ではレッドブル離脱も選択肢に

そのリカルドとレッドブルの契約は2018年シーズンまでとなっているが、もし2018年も今年と状況があまり変わらないようであれば2019年にはチーム移籍も考えることになると次のように語った。

「なんとか表彰台には上ることができているけれど、現実的に見てF1タイトルを狙える位置にはいない。だから来年のレッドブルにはそれができるようにすることが必要だ。少なくとも、僕の観点からはね」

「僕はすでに何年もここにいるし、来年は今年よりも大きな前進を果たす必要があると思う。そうすれば僕も彼らと一緒に勝つことができると納得できるだろうね」

■一番の望みはレッドブルでタイトルを取ること

ここまでレッドブルと共に歩んできたリカルドだけに、一番の望みはレッドブルでタイトルを獲得できることだ。

「彼ら(レッドブル)と共に勝ちたいと思っているかって? もちろんだよ」

そう語ったリカルドは、次のように続けた。

「そうすれば物語を完成させることになると思うしね。セブ(ベッテルの愛称)はそれを完成させた。それをやってのけたのは彼だけだよ。だから僕の心もそうできればいいだろうと言っている。だけど、どうなるか様子を見ないとね」

■次に結ぶ契約がキャリアにおいて重要なものとなる

「レッドブルとの契約が満期を迎えるときに決断しなくてはならない。自分がフリーエージェントになるのは、自分のプロとしてのキャリアにおいては初めてのことだよ」

そう語った28歳のリカルドは次のように結んでいる。

「僕が次にサインする契約は、それが延長契約になるか、あるいは新しいものになるかはともかく、1年だけの契約にはならないと思う。多分3年だろうね。だから、それが僕のキャリアにおける次のステップにとって重要なものとなるはずだよ」

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