カルロス・サインツ(トロロッソ)が、今はまだ自分の将来に関するニュースを待っているところだと語った。
最近の報道では、サインツがルノーに移籍することになるのは確実だと報じられており、多くのメディアが今季のF1第15戦マレーシアGP(10月1日決勝)からジョリオン・パーマーに代わってルノーF1のステアリングを握ることになるだろうと予想している。
■すべてはレッドブルの判断次第
だが、23歳のスペイン人ドライバーであるサインツはまだ何も正式に決まったわけではないと母国のラジオ局『Cadena Cope(カデナ・コペ)』に次のように語った。
「多分、僕が持っている情報はみなさんのと同じだよ」
「僕はいろんなことを確認するためにレッドブルと直接話し合いを持ったし、すでに6月から僕の未来は彼らの手の内にあると感じていたよ」
「そのときから、僕はただ彼らの決定を信頼して待つこと以外には何もできなかった」
■PUサプライヤー変更による影響はない
うわさでは、マクラーレンとホンダの決別がサインツの将来に大きくかかわっていると言われている。サインツがルノーに移籍することになるのは、マクラーレンとトロロッソが2018年からパワーユニットサプライヤーを交換する上での政治的な判断だと考えられているためだ。
だが、サインツはそうした見方には否定的だ。
「アロンソがマクラーレン・ルノーでやるのなら、それはいいことだろうと思うよ。だけど、マクラーレンとルノーが何をしようが、それが僕に大きな影響を及ぼすことはないよ」
そう主張したサインツは、今は今週末に行われるF1シンガポールGP(17日決勝)に集中するだけだと次のように付け加えた。
「僕はシンガポールでの週末のことだけを考えているところさ」