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「クビアトがF1にいられるのはロシア人だからだ」とビルヌーブ

2017年09月11日(月)16:43 pm

1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブが、トロロッソのドライバーラインアップが近いうちに総入れ替えとなっても驚くことはないだろうと語った。

最新の情報ではトロロッソ・ホンダ、マクラーレン・ルノーの誕生に向けての動きのひとつとして、今季トロロッソで3シーズン目を迎えているサインツが早ければF1マレーシアGP(第15戦/10月1日決勝)からルノーに移籍するのではないかとも伝えられている。

だが、ビルヌーブはサインツにしろ、そのチームメートのダニール・クビアトにしろ、現在のトロロッソのドライバーたちはあまり評価できないと主張している。

■クビアトは何も学んでいない

特に、ロシア人ドライバーのクビアトに対してビルヌーブはベルギーのウェブサイト『f1nal-lap』に次のような手厳しいコメントを行っている。

「彼はレッドブルではうまくやることができなかった。だからトロロッソへ戻されたんだ。だが、それでも彼はばん回できていない」

「彼はサインツのレベルにも届いていないよ。付け加えて言えば、彼はばかげたことしかやっていないし、そこから何も学んできていない」

実際のところ、今季13レースを終えた時点でサインツがすでに36ポイントを稼いでいるのに対し、クビアトはわずか4ポイントしか獲得することができていない。

しかも、クビアトは今季だけでも7ペナルティーポイントを受けており、累積では現時点で10ペナルティーポイントとなっている。今後の3レースであと2ペナルティーポイントを受けるようなことになれば、クビアトには1レースの出走禁止処分が下されることになる。

こうした結果から見れば、クビアトを高く評価する材料があまりないのは事実だろう。

■サインツのチームに対する姿勢も問題

だが、ビルヌーブは同様にサインツに対しても手厳しいコメントを行っている。

「彼(サインツ)には進歩が見られない。彼は3年か4年前から変わっていないよ」

「それに、彼はトロロッソに対してつばを吐くようなまねをすることもある。“クルマがよくない、このチームにはいたくない”などとね。この2人がF1を長く続けられなかったとしても驚きではないだろうね」

■クビアトが残留できるのは国籍のおかげ?

最新のうわさではサインツがルノーに移籍し、その後任としてレッドブルの控えドライバーであり今季日本のスーパーフォーミュラに参戦しているピエール・ガスリーがトロロッソのシートに座ることになるのではないかと言われている。

ビルヌーブはこうしたうわさに言及しながら、次のように付け加えた。

「ガスリーがやってきるが、クビアトはそのままとどまることになるだろう。それはレッドブルがロシア人を必要としているからだ。彼(クビアト)が今年今の位置にふさわしくないのは明らかだ。彼がそこにいられるのは純粋に政治的な理由やメディア対策のためさ」

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