F1のモータースポーツ担当マネジングディレクターを務めるロス・ブラウンが、今季のF1タイトルがセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)対ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)によって争われていることをうれしく思うと語った。
■新たな伝説誕生を喜ぶロス・ブラウン
かつてミハエル・シューマッハが2000年から2004年にかけてフェラーリでF1タイトル5連覇したときに技術責任者を務めていた有名な元F1エンジニアであるブラウンは、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。
「F1に新たな伝説的な戦いが生まれたよ」
「かつてはミハエルとミカ(ハッキネン)が多くのファンを感動させたものだ。そして今日はセバスチャンとルイスだ」
■最終戦までもつれるか?今季のタイトル争い
これまで、フェラーリはモナコやハンガリーのような低速サーキットでは強さを発揮するものの、スパ・フランコルシャンやモンツァのような高速サーキットではメルセデスAMGの方が圧倒的に有利だと言われていた。
だが、先週末に今季のF1第12戦ベルギーGPが開催されたスパ・フランコルシャンでは、明らかにフェラーリがメルセデスAMGとの差を縮めてきていた。
ルノーのドライバーを務めるニコ・ヒュルケンベルグも『Sport1(シュポルト1)』に次のように語っている。
「スパで見られたベッテルとハミルトンの接戦が最後の最後まで続くだろうと想像できるよ」
今季ここまでに12戦が終わり残すところあと8レースとなっているが、現時点ではベッテルがハミルトンを7ポイントリードしている。