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リカルド「フェルスタッペンに負けているとは思わない」

2017年08月31日(木)5:16 am

レッドブルのダニエル・リカルドが、メディアやチームの関心が19歳のチームメート、マックス・フェルスタッペンの方に集中していることを気にしてなどいないと主張した。

■最近の話題はフェルスタッペンのことばかり

2015年に17歳でF1デビューを飾ったフェルスタッペンもすでに19歳となり、現在レッドブルで3年目のF1シーズンを送っている。

だが、今季はここまでの12レースで予選ではチームメートのリカルドに8勝4敗という成績を残しながら、搭載するルノーパワーユニットのトラブルなどによりここまでに6レースでリタイアを喫している。

新たなアイルトン・セナとの呼び声も高いフェルスタッペンが苦境に陥っていることもあり、今後の動向などについてのうわさがメディアをにぎわせており、レッドブル首脳も口を開けば出てくるのはフェルスタッペンの名前の方だ。

最近ではレッドブルとトロロッソのオーナーとして知られるディートリッヒ・マテシッツが、自分の大きな夢はフェルスタッペンを史上最年少F1チャンピオンにすることだと語ったことも報じられている。

■ボスのコメントをジョークのネタにしたリカルド

面白くないのは、今季1回の優勝を含む6度の表彰台を達成し、現時点でフェルスタッペンのほぼ倍のポイントを稼いでいるリカルドだろう。

リカルドは、スペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に次のように語った。

「ディートリッヒがそう言った次の日に僕は直接彼に電話したんだ」

「僕は、『あなたのコメントを読んだよ。1,000万ドル(約11億円)を僕に支払ってくれない限り、僕は出て行くよ』と言ってやったよ」

『El Confidencial(コンフィデンシアル)』は、そのときすぐにレッドブルの広報責任者が口を挟み、今のリカルドのコメントは冗談だと補足したと伝えている。

■メディアのことは気にしていないしチームとの関係もいい

実際のところ、リカルドもそうしたメディアの報道は気にしていないと次のように続けている。

「正直な話、僕はメディアが何を報じようがあまり気にしていないんだ。それに僕のボスたちから個人的にこういうコメントを聞いたこともないしね」

「僕は自分とレッドブルがいい関係にあることは分かっているし、僕も常にチームに対しては誠実だよ」

「彼らはあらゆることに関して僕を不公平に扱ったことは一度もないし、彼らの視点に立てばなぜマックスのことばかり取り上げられるのかも理解はできるよ。彼は史上最年少ドライバーだし、世間の目を引くにはいいブランドだからね」

「結局のところ、僕にはこれもビジネスなんだということは分かっているよ」

そう語った28歳のリカルドは、自分は決してフェルスタッペンに負けるとは思わないと次のように付け加えた。

「僕は自分が優れたドライバーであることを証明しているし、あらゆる意味で彼の方が僕をしのいでいるとは感じていないよ。メディアに取り上げられるのは彼の方が多いけれどね」

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