フォース・インディアが2018年には新たなドライバー体制で臨む可能性が高まってきていると伝えられている。
【動画】フォース・インディア、2度も激しい接触で同士討ち/F1第12戦ベルギーGP
その最も大きな理由は、現在のドライバーであるセルジオ・ペレスとエステバン・オコンの間の確執が強くなってきているためだ。
■確執が強まるペレスとオコン
オコンに関しては来季もフォース・インディアとの契約があると考えられているが、今季で現在の契約が切れるペレスとはまだ来季の契約が結ばれていない。
つい最近まで、フォース・インディアでは来季もペレスの残留を望んでいることを明らかにしており、ペレスもフォース・インディアでの続投を強く示唆していた。だが、ここへきてその方向性に変化が生じ始めてきているようだ。
第8戦アゼルバイジャンGPで同士打ちをしたペレスとオコンだが、先週末にスパ・フランコルシャンで行われた第12戦ベルギーGPではレース中に2度も両者が接触するという事態が発生。
その後両者がお互いに批判し合うという展開となり、チームとしてもさすがにこれを看過するわけにはいかなくなってきた。
フォース・インディアでは今後チームメート同士がお互いに争うことがないようチームオーダーを発令する可能性を明らかにしているが、それに加えて今季残りの8レースでどちらかのドライバーの出走を禁止する可能性にすら言及している。
■ペレスにフォース・インディア離脱の可能性?
さらに、2018年シーズンにはドライバーを入れ替える可能性が高まったとのうわさもささやかれている。
もし放出ということになればまだ契約を更新していないペレスの方になる可能性が高いが、伝えられるところによれば、ルノーがペレス獲得に興味を示しているとも言われており、あながちありえない話ではなさそうだ。
フォース・インディアの最高執行責任者であるオットマー・サフナウアーは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し「まだ分からないよ。そういうふうにならないことを期待しているがね」と語ったものの、ドライバー交代も可能性のひとつだと示唆し、次のように付け加えた。
「もっといいドライバーを必要することになるか、あるいは今シーズン残りのレースでは確実に彼ら(ペレスとオコン)がお互いにじゃまをしないようにさせるかだね」