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アロンソに辛口コメントのニキ・ラウダ「マクラーレン・ホンダに移籍したのは金のため」

2017年08月28日(月)17:20 pm

メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、現在の状況に不満を募らせているフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)にはあまり同情できないと語った。

■大金を得ているアロンソに同情の余地なし

最近、2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグや、アロンソとは個人的に親しい関係であることが知られている元レッドブルのマーク・ウェバーなどが、2015年の移籍以来マクラーレン・ホンダの競争力不足に悩まされ続けているアロンソのことを気の毒だと思うとコメントしたことが報じられた。

だが、現役時代には3度F1王者となった伝説的元F1ドライバーでもあるラウダは、3度目のF1タイトル獲得を目指し、2015年に5年間在籍したフェラーリから離脱してマクラーレン・ホンダのプロジェクトに賭けたアロンソに対して何か助言はあるかと尋ねられると次のように答えた。

「何もないよ」

「彼が今の位置にいるのは、マクラーレンで大金を稼ぎたいと思ったからだからね」

■アロンソにメルセデス加入の可能性は?

現在のうわさによれば、アロンソは2018年にどこのチームに行くにせよ1年契約を結ぶことになるだろうと言われている。それはルイス・ハミルトンとの契約が2018年で満期を迎えるメルセデスAMGに2019年に加入することを目指すためだという。

だが、この件について質問を受けたラウダは、ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語っている。

「2019年なんてまだずいぶん先の話だし、私は心配などしていないよ」

■現在のメルセデスAMGデュオは最高

ラウダはさらに、メルセデスAMGとしては来季もバルテリ・ボッタスとの契約を延長するつもりであることを強く示唆し、次のように付け加えた。

「我々はもうすぐ2018年に関して何らかの発表ができるだろう。個人的には、私はボッタスにすごく満足しているよ。我々のラインアップは最強だと思っている。なぜなら、(フェラーリの)ベッテルとライコネンは我々よりも弱いし、(レッドブルの)フェルスタッペンとリカルドは安定感が今ひとつだからね」

■ベッテルやフェルスタッペンの獲得は?

一方、メルセデスAMGでは2019年にはベッテルやフェルスタッペンの獲得を視野に入れているようだとのうわさもささやかれている。だが、ラウダはそれは間違いだと主張している。

「フェルスタッペンはトップレベルのクルマを待ち望んでいるが、今は失望している。だが、彼は自分の契約を履行する必要がある」

そう語ったラウダは次のように付け加えた。

「ベッテルはフェラーリにとどまるだろう。だから、我々には関係のない話さ」

フェラーリはF1ベルギーGPが開催されていた26日(土)に、ベッテルと2020年までの3年契約を新たに結んだことを発表している。

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