フェラーリは26日(土)に短い声明を出し、ドライバーのセバスチャン・ベッテルと2018年から2020年までの3年にわたって契約を延長することを正式に発表した。
フェラーリでは22日(火)にキミ・ライコネンと来季の契約を結んだことを発表しており、ベッテルとの契約更新発表も近いのではないかと考えられていた。
ベッテルは2007年のF1第7戦アメリカGPで負傷欠場となったロバート・クビサの代役としてBMWザウバーからF1デビューを飾ると、第11戦ハンガリーGPからはレッドブルのジュニアチームであるトロロッソのシートを獲得。
2009年にレッドブルに昇格すると、2010年から2013年まで4年連続でF1チャンピオンに輝いた。
2015年にフェラーリに移籍したベッテルは、3シーズン目となる今季は現時点でドライバーズランキングのトップに立ち、通算5回目のF1ドライバーズタイトル獲得のチャンスを迎えている。
うわさでは2019年以降のチーム移籍の可能性を残すためにフェラーリとは2018年には1年契約を結ぶことを望んでいると言われていたベッテルだが、今回も3年契約を結んだことが明らかとなった。
契約にどういうオプション項目、あるいはパフォーマンス条項のようなものが含まれているのかどうかは不明であり、今回の契約でベッテルが2020年まで必ずフェラーリで続けるという保証はないものの、今後のドライバー市場の展開にかなり大きな影響を及ぼすことは確かだろう。