NEXT...F1開催スケジュール

【P1レポート】改良PU投入のマクラーレン・ホンダ、高速サーキットでトップ10入り/F1ベルギーGP

2017年08月25日(金)19:14 pm

2017年F1第12戦ベルギーGPが8月25日(金)、スパ・フランコルシャン・サーキット(全長7.004km)で開幕。現地時間10時(日本時間17時)から行われたフリー走行1回目でフェラーリのキミ・ライコネンがトップタイムを刻んだ。

●【タイム結果】F1ベルギーGPフリー走行1回目、タイム差、周回数

セッション開始早々、システムチェックのためのインストレーションラップに臨んだフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)にトラブルが発生。アロンソはスロー走行でピットに戻るというマクラーレン・ホンダにとっては不安な幕開けとなる。

セッション開始から16分ほどが経過したところで、最初の走行プログラムを開始したばかりのフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)がターン7でタイヤバリアに激突するクラッシュが発生。マッサにけがはなかったものの、ここでセッションは赤旗中断となってしまう。

約10分後にセッションが再開されると、各ドライバーが走行プログラムを再開。それぞれのプランに従って異なるタイヤで周回を続けていく。

レッドブル勢が最初から一番軟らかいウルトラソフトタイヤで走行を開始したのに対し、メルセデスAMG勢とライコネンはスーパーソフト、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはここに持ち込まれたタイヤの中では一番硬いソフトタイヤで周回を重ねていく。

90分のセッションが折り返し点を迎えた時点では、スーパーソフトタイヤのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、ウルトラソフトタイヤのダニエル・リカルド(レッドブル)、スーパーソフトのバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)がトップ3に位置する展開となる。3強チームの中で唯一ソフトタイヤを履いたベッテルは6番手でセッション前半を終えた。

マクラーレン・ホンダ勢は、母国レースとなるチームメートのストフェル・バンドーンが10番手、序盤にトラブルを抱えたアロンソもその後問題なく走行を再開し、セッション前半を15番手タイムで折り返した。

セッション後半もレッドブルはウルトラソフトタイヤでの走行プログラムを継続。メルセデスAMG勢はソフトタイヤでの走行に臨んでいく。

ここでソフトタイヤを履いたボッタスがトップタイムを刻むが、その後コースオフしてタイヤバリアに軽くヒットするというアクシデントが発生。ボッタスのクルマにはそれほど大きなダメージはなく、自力でピットへと戻った。

その後、ソフトタイヤのハミルトンがトップタイムをマーク。ウルトラソフトのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2番手で続いていく。その後ベッテルもウルトラソフトに履き替えてタイム計測を開始するが、ほかのクルマの影響を受けたこともありハミルトンのタイムには届かず2番手にとどまる。

セッションの残り時間が8分ほどとなったところでライコネンがウルトラソフトに履き替えてコースイン。ライコネンはハミルトンを100分の5秒ほど上回るトップタイムを刻む。

結局セッションはそのまま終了時刻を迎え、今年のベルギーGP最初のセッションでは2018年もフェラーリで走ることが正式発表されたばかりのライコネンがトップに立った。

ベルギーGPフリー走行1回目のトップ10ドライバーは以下の通り。

トップ/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:45.502
2番手/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:45.555
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:45.647
4番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:46.302
5番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:46.352
6番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:46.424
7番手/カルロス・サインツ(トロロッソ) 1:47.446
8番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:47.670
9番手/ダニール・クビアト(トロロッソ) 1:47.851
10番手/ストフェル・バンドーン(マクラーレン) 1:47.865

マクラーレン・ホンダ勢は、改良パワーユニットを投入したバンドーンが不利だと考えられている高速サーキットのスパ・フランコルシャンで10番手に食い込むパフォーマンスを見せた。だが、バンドーンは規定数以上のパワーユニットコンポーネントに交換することから決勝では35グリッド降格ペナルティーを受けることが確定している。

また、アロンソに関してはここベルギーではグリッド降格ペナルティーを回避する方向だと伝えられているが、最初のセッションは13番手で終えている。

F1ベルギーGPフリー走行2回目は、この後日本時間21時から始まる。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック