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ルノーのエンジニア、ロバート・クビサのF1復帰に太鼓判

2017年08月09日(水)19:18 pm

先週ハンガロリンクで2日間にわたってF1公式シーズン内テストが行われたが、中でも2日目となる水曜日のセッションにルノーの2017年型車のステアリングを握ったロバート・クビサに大きな注目が集まっていた。

■クビサに関する疑問は消えた

2011年のF1シーズン開幕前にラリー事故で負ったけがにより、もはや右腕が完全にその機能を取り戻すことは不可能だと伝えられているクビサだが、テストではトータル142周をこなし、その日の4番手となるタイムを刻んで見せた。

ルノーのエンジニアを務めるリカルド・ペンティアドは、今回のテストによってクビサが現在のF1カーを問題なく運転できるのかという疑問は消えてしまったとブラジルの『Globo(グローボ)』に次のように語った。

「もうその質問は忘れていいよ。彼は今のハイブリッドカーを運転するのに何の問題もない」

■スピードも体力も問題なし

ペンティアドはさらに、本当であればクビサはテストでもっといいタイムを刻むこともできていたはずだと次のように続けた。

「最も重要なことは、クビサは1周走るのに必要な燃料だけを積んで走っていたわけじゃないということだ」

「それに、彼が行った周回数も素晴らしいものだ。ほぼ2レース分を走ったわけだからね。40℃にも達していたけれど、ロバートはもう疲れたと言ってクルマから降りることもなかった」

■事故の後遺症による影響もなし

さらに、ペンティアドによれば、クビサがテストで使った2017年型車 R.S.17には、ステアリングに最小限のレイアウト修正が施されていただけだという。

「彼は何の不都合も抱えなかった」

そう語ったペンティアドは次のように付け加えた。

「我々は彼にステアリングホイールでいろんな設定を変えるよう求めたんだけど、彼はすべて通常の時間内でそれをやり遂げたよ」

ルノーF1チームを率いるマネジングディレクターのシリル・アビテブールは今季中のクビサがF1復帰する可能性を否定するコメントを行っている。

■今季中に復帰とのうわさも

だが、うわさでは今シーズン前半を終えてまだ1ポイントも獲得できていないジョリオン・パーマーに代わって夏休み明け最初のレースとなるF1ベルギーGP(27日決勝)にも7年ぶりとなるF1復帰を果たすのではないかとも言われている。

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