2010年から2013年までレッドブルで4年連続F1チャンピオンとなったセバスチャン・ベッテルが、今後もずっとフェラーリにとどまるかどうかはまだ分からない状況のようだ。
最近、イタリアのメディアがフェラーリでは来季もベッテルとキミ・ライコネンのペアで行くことがほぼ確定的だと報じ、フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネも正式契約締結も「間もなくだ」と示唆したと伝えられている。
■ベッテルは1年契約締結を希望?
だが、このほどフィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』が、フェラーリとベッテルとの契約延長はまだ合意には至っていないと報じた。
その理由だが、フェラーリが複数年契約の締結を望んでいるのに対し、ベッテルの方が2018年だけの1年契約にこだわっているためだという。もちろん、これは2019年に別のチームへ移籍するチャンスを残しておくためだと考えられている。
■まだサインしていないのは本当だとベッテル
契約交渉の件について質問を受けたベッテルは、「まだ契約を結んでいないというのは本当だよ」と答え、次のように付け加えている。
「だけど、現時点で一番優先すべきことは書類のことに頭を悩ませることではなく、いい結果を残せるように頑張ることだと思うよ」
■フェラーリとの良好な関係を強調するベッテル
ベッテルに関しては2018年シーズンに向けてメルセデスAMGとの間に事前合意を結んでおり、そこには2018年の契約に関しては8月にならないと締結してはならないとの項目があるようだともうわさされている。
だが、ベッテルは次のように続けた。
「以前言ったように、僕は焦ってはいないし、チーム(フェラーリ)だって焦っているとは思っていないよ。僕が理解している限りでは、僕はチームとはいい関係にあると思っている。そうじゃなければ彼らが何か言ってくるはずだよ」
「だから、言ったように、何も問題はないし、やましいこともないよ」
■メルセデスは2019年のベッテル獲得を視野に?
一方、メルセデスAMGでも来季に向けてバルテリ・ボッタスとの契約を延長することになりそうだと伝えられているが、やはりうわさではボッタスとは2018年も1年契約を結ぶのではないかと言われている。
それは2018年でルイス・ハミルトンとの契約が満期を迎えることもあり、2019年にベッテルもしくはフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)と契約を結ぶチャンスを残すためだと考えられている。