NEXT...F1開催スケジュール

マクラーレン、緊急の場合は「フェラーリに頼む」控えドライバー不在を懸念するF1チーム

2017年08月05日(土)18:38 pm

控えドライバーのいないF1チームは懸念を抱えている。

F1第11戦ハンガリーGPでは、ウィリアムズのフェリペ・マッサが体調不良で急きょ出走を取りやめ、土曜日の予選から控えドライバーのポール・ディ・レスタが代役を務めた。

この一件で明らかになったのが、控えドライバーを置いていないチームが多いことだ。

ディ・レスタの場合も、4年間F1で走行しておらず、ハンガリーに来ていたのも、イギリスのテレビ局で解説者を務めるためだった。

■原因はFIAのライセンスシステム

この問題でネックとなっているのが、FIA(国際自動車連盟)のライセンスシステムだ。

本来なら控えドライバーとなるべき若手ドライバーの中には、F1に出走するために必要なスーパーライセンスを所有していない者が多い。

現在のシステムについて、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、「ユーザーフレンドリーではない」と話している。

■マクラーレンも人頼み

マクラーレンのチーム代表エリック・ブーリエは、次のように話す。

「われわれには今もジェンソン・バトンがいるけれども、ぎりぎりで誰かが必要になったら、おそらくフェラーリに頼むことになるだろう」

フェラーリは、スーパーライセンスを持つアントニオ・ジョヴィナッツィを控えドライバーにしている。

■メルセデスAMGの控えはニキ・ラウダ?!

現チャンピオンのメルセデスAMGにも控えドライバーはいない。

トト・ヴォルフは、「ニキ(ラウダ/非常勤会長)をクルマに乗せるかな」とジョークを飛ばしたあとで、こう続けた。

「たぶん、われわれはポール(ディ・レスタ)を使うだろう」

「彼は信じられないような仕事をした。あのクルマを一度も運転したことがなかったのに、ランス・ストロール(ウィリアムズ)より0.7秒遅いだけだったんだからね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック