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4年ぶりのぶっつけ本番、F1で好走したディ・レスタにF1復帰の大きなチャンス到来か

2017年08月05日(土)5:17 am

これまでほとんど注目されていなかったポール・ディ・レスタが、一気にウィリアムズの2018年ドライバー候補に躍り出てきたようだ。

■突然の代役出走で速さを見せたディ・レスタ

2016年からウィリアムズと控えドライバー契約を結んでいた31歳のディ・レスタだが、今季のF1第11戦ハンガリーGPで体調を崩したフェリペ・マッサに代わって突然予選から出走することになった。

かつてフォース・インディアで2011年から3年間F1に出走していたディ・レスタだったが、4年ぶりに乗ったF1マシンで練習走行をする機会もないまま臨んだ予選でチームメートのランス・ストロールからわずか0.766秒遅れの好タイムをマークしてみせた。

もちろん、ディ・レスタは現在もDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に出走する現役ドライバーであり、ウィリアムズでも控えドライバーとしてシミュレーターで今季のF1カーを体験する機会はあったはずだ。

それでも、今回のディ・レスタの予想外とも言えるパフォーマンスに驚いた者は少なくなかった。

ディ・レスタはDTMではメルセデスの一員として走っているが、メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ディ・レスタをメルセデスAMGの控えドライバーとして検討したいと語ったと伝えられている。

■ディ・レスタを選択肢に加えるとウィリアムズの技術トップ

さらに、ウィリアムズの技術責任者であるパディ・ロウも、ディ・レスタに来季のシートを委ねる可能性もあると示唆し、『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に次のように語った。

「来年に向けて、いろんな可能性に目を向けていくつもりだよ」

「我々はすべての選択肢を検討する」

「彼(ディ・レスタ)はあの週末(ハンガリーGP)でいい評価を得たと思うし、彼にはメルセデスAMGから電話が行くかもしれないとも聞いている」

そう述べたロウは、次のように付け加えた。

「つまり、そういう状況だよ」

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