フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネが、モンツァで2018年のドライバーラインアップを発表できるかどうかは分からないと語ったものの、今季ここまでの状況には満足できていると語った。
最近のうわさでは、フェラーリが来季も現在のセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのコンビで戦うことがほぼ確定的になっていると言われており、ホームレースとして迎える今季のF1第13戦イタリアGP(9月3日決勝)の舞台となるモンツァで正式発表が行われることになるだろうと言われている。
■モンツァで発表するかどうかは分からない
だが、その件について記者からコメントを求められたマルキオンネは次のように答えた。
「マウリツィオ・アリバベーネ(フェラーリ/チーム代表)がそうするつもりかどうか私は聞いていないんだ。私が自分でスケジュールを決めるわけではないからね」
「だが、現時点ではまだ11レースが終わったところだし、あと9レースも残っている」
「私はセバスチャンの状況に関しては隠さずに話してきている。彼が我々のところにとどまりたいと望むのであれば、我々は大歓迎だとね」
「キミに関しては、彼が残留を希望していることは知っているよ」
■大きなチャンスを迎えているフェラーリ
来季のドライバーラインアップに関しては明言を避けたマルキオンネだが、今季ここまでの状況には満足できていると認めている。
「私は今季に満足している。だが、まだあと9レースも残っているよ」
そう述べたマルキオンネは、次のように付け加えた。
「我々はドライバーズタイトル争いではメルセデスAMGの上に立っている。そしてコンストラクターズでもかなり近い位置にいる。つまり、我々には大きなチャンスがあるということだ」
フェラーリでは、2007年のライコネン以後ひとりもF1チャンピオンを生み出すことができていない。コンストラクターズタイトルも2008年を最後に以後8年間にわたってライバルチームにさらわれてしまっている。
しかし、今季のフェラーリはベッテルが現時点でライバルのハミルトンを14ポイントリードしており、コンストラクターズタイトル争いはトップのメルセデスAMGに39ポイント差に詰め寄っている。