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【F1公式テスト情報】マクラーレン・ホンダの17歳ノリスがアロンソ超えの2番手タイム

2017年08月03日(木)15:45 pm

今季2回目となるF1公式シーズン内テスト2日目のセッションが2日(水)にハンガロリンク(1周4.381km)で行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムを刻んだ。

■トップタイムは2日連続でフェラーリ

1日(火)に行われたテスト初日にジュニアドライバーのシャルル・ルクレールがトップタイムを刻んでいたフェラーリだが、2日目にはベッテルとキミ・ライコネンが前半と後半を受け持つ形でテストを行い、午前中にトータル40周を行ったベッテルが2日目全体トップとなる1分17秒124を刻んだ。

■新鋭ランド・ノリスが驚きのタイムをマーク

2番手タイムを刻んだのはマクラーレン・ホンダからテスト参加した17歳のランド・ノリスだった。今季ヨーロッパF3選手権に参戦し、ルーキーながら現在ランキング2番手につけているノリスはトータル91周を行い、1分17秒385のベストタイムをマーク。このタイムはフェルナンド・アロンソが先週末に同じハンガロリンクで行われたF1ハンガリーGP予選Q3で刻んだベストタイム1分17秒549を上回るものだった。

マクラーレン・ホンダでは初日にもストフェル・バンドーンが2番手タイムを刻んでおり、ハンガロリンクがエンジンパワーにそれほど依存しないサーキットであることを考慮に入れても、信頼性とパフォーマンス両面においてホンダパワーユニットが堅実な進歩を遂げていることがうかがえる結果となった。

■クビサも4番手タイムで復帰に向けてアピール

3番手となったライコネンに次いで全体4番手となるタイムを刻んだのは2011年のシーズン前テスト以来初となるF1公式テストセッションに臨んだロバート・クビサ(ルノー)だった。右手の機能が完全には戻っていないクビサだが、それでもこの日の全体2番目となるトータル142周を周回し、ベストタイム1分18秒572をマークしている。

F1では6年間のブランクがある32歳のクビサだが、体力と技術両面で十分にF1レースに耐えうることを証明した形となっており、近い将来再びF1グリッドにクビサが復活する可能性がさらに高まったと言えるだろう。

■松下信治も順調に121周を達成

また、ザウバーからこの日のテストに参加した日本人ドライバーの松下信治はトータル121周をこなし、1分21秒998をマーク。タイム的には2日間を通じて最下位に位置するものだったが、将来的にF1昇格を視野に入れる松下にとって貴重な経験となったことは間違いないだろう。

ハンガロリンクでの2日間のテストを終え、これからF1チームやドライバーは実質3週間弱の夏休みを迎える。今季のF1後半戦最初のレースとなるベルギーGPは25日(金)にスパ・フランコルシャン・サーキットで開幕、決勝は27日(日)に行われる。

■ハンガロリンクテスト2日目結果
順位. ドライバー(チーム)/ベストタイム/合計周回数

1. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)/1:17.124/40周
2. ランド・ノリス(マクラーレン)/1:17.385/91周
3. キミ・ライコネン(フェラーリ)/1:17.842/60周
4. ロバート・クビサ(ルノー)/1:18.572/142周
5. カルロス・サインツ(トロロッソ)/1:18.850/68周
6. ダニール・クビアト(トロロッソ)/1:19.116/54周
7. ルーカス・アウアー(フォース・インディア)/1:19.242/49周
8. ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG)/1:19.391/90周
9. ニキータ・マゼピン(フォース・インディア)/1:19.692/48周
10. ピエール・ガスリー(レッドブル)/1:20.337/107周
11. ルカ・ジオット/1:20.414/161周
12. サンティノ・フェルッチ(ハース)/1:20.994/116周
13. 松下信治(ザウバー)/1:21.998/121周

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