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【ホンダF1】ザウバーとの技術提携計画を解消・・・ホンダF1はどうなる?

2017年07月28日(金)17:28 pm

ホンダは、ザウバーへのパワーユニット供給計画を白紙にすると発表した。

●【発表】ホンダとの計画を解消したばかりのザウバー、フェラーリと新型エンジン供給で複数年契約

■計画は3ヶ月で終了

2017年4月30日、ホンダはザウバーへ2018年シーズンからのパワーユニット供給計画を発表した。しかし、その契約を取りまとめたザウバーの前代表モニシャ・カルテンボーンが突如更迭されて以降、契約の白紙化がうわさされていた。その後、元ルノーF1代表のフレデリック・バスールがザウバー新代表に就くと「ホンダとの計画に取りかかる」と公言。そして今回、双方の合意により白紙化することを決定した。わずか3ヶ月の幻の計画となった。

ホンダによると、このプロジェクトはザウバーからの申し入れにより進めてきたものだというが、「供給体制を整備する中で双方の目指す方向性に相違が生じた」ため、提携解消の合意に至ったようだ。

■ホンダ、F1に残るためにはマクラーレンしかない?

フェルナンド・アロンソを引き止めたいマクラーレンは、来季「勝てるパッケージ」を作る必要があり、この3年間苦戦しているホンダとの将来に迷っているのは明らかだ。ホンダがF1に残るためには、何としても結果が必要であり、今季中に信頼性とパワーの向上を急ぐ必要に迫られている。

■本田技研工業株式会社 モータースポーツ部長 山本 雅史のコメント

「ザウバーとは、供給決定までの過程で非常に良い信頼関係を築くことができており、一緒に2018年シーズンを迎えることを楽しみにしていました。しかし、先方の運営体制の変化などに伴い、互いの目指す方向性に相違が生じたため、双方合意の上でパートナーシップ計画の解消を決定しました。これまでの協力に対してザウバーに感謝するとともに、今後の健闘を祈ります。

今回、このような発表をしなければいけないことは残念ですが、ホンダのモータースポーツへの情熱と、F1に対する強いコミットメントに変化はありません」。

■ザウバーチーム代表 フレデリック・バスール

「この段階でホンダとの間で予定されていたコラボレーションを中止する必要があることは非常に残念だ。しかし、この決定は戦略的な理由から、ザウバーF1チームの将来を念頭に置いた最善の意向で行われている。ホンダとのコラボレーションに感謝し、F1の将来に向けて最高のものを届けたいと考えている」。

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