19日(水)、F1ストラテジー(戦略)グループが会議を開催し、F1全チームが会議に出席した。その中には、オブザーバー(立ち会い人)として、ルノー、トロロッソ、ザウバー、ハースも含まれている。
会議で議論された主なトピックのひとつは「正面からコクピットを保護する」デバイスについてだった。
これまでいくつかの案が出ていたが、「ヘイロー(HALO)」、そして「スクリーン」が最終候補に残っており、先週のF1イギリスGPではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が「スクリーン」デバイスを試していたものの、わずか1周で「目まいがする」と主張していた。
2016年7月には、ドライバーからの支持も多かった「F1ドライバーの正面からの保護」について、ストラテジーグループは全会一致で2018年からの導入を決めていたが、今回の会議でFIA(国際自動車連盟)は2018年に「ヘイロー(HALO)」の導入を決定した。一部から問題視されていたデザインについては、今後チームの協力を得ながらさらに向上していくという。
過去5年間、多数のデバイスを開発して評価した結果、「ヘイロー(HALO)」が最高の総合安全性能を発揮することが明らかになった。