アルファロメオの名が近いうちにF1に戻ってくるかもしれない。
現在はフィアット-クライスラーの傘下にあるイタリアの名門自動車会社アルファロメオだが、現在のF1選手権が開始された1950年に初参戦し、その後スポット的な参戦を経て、1979年から1985年までF1で戦ったという経緯がある。
■アルファロメオ復活を示唆したフェラーリ会長
フィアット-クライスラーの最高経営責任者であり、フェラーリの会長職を兼務するセルジオ・マルキオンネは昨年アルファロメオのF1復活について次のように語っていた。
「アルファロメオはスポーツブランドとして位置付けられるべきだし、F1で走る可能性を検討すべきだ」
「どういう形でかって? 恐らくフェラーリとのコラボレーションになるだろうね」
■2018年にハースのPUサプライヤーとして復活か?
そして、このほどドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』が、アルファロメオが2018年からハースのパワーユニットサプライヤーとしてF1復帰を果たすといううわさがあると報じた。
2016年にF1参戦を開始したアメリカのハースは、参戦に向けてフェラーリとの間に技術提携契約を結んでおり、実質的にはフェラーリの「Bチーム」であるとも言われている。
『Auto Bild(アウト・ビルト)』は、現在レッドブルがルノーのパワーユニットにタグ・ホイヤーというブランド名を付けているように、2018年にハースに供給されるフェラーリパワーユニットがアルファロメオという名前で呼ばれることになるのではないかと推測し、さらに次のように付け加えている。
「そして、フェラーリはジュニアドライバーのアントニオ・ジョビナッツィ(フェラーリ/控えドライバー)をハースに送り込む可能性もある」