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ロバート・クビサ、F1復帰にまた一歩前進

2017年07月13日(木)16:55 pm

元F1ドライバーのロバート・クビサが、念願のF1復帰にまた一歩近づいたようだ。

【動画】ロバート・クビサ、6年ぶりにF1を走行。最高の笑顔で115周

2006年にBMWザウバーからF1デビューを飾ったクビサは、2010年にルノーに移籍。だが、翌2011年シーズン開幕前に出走したラリーレースで大クラッシュを喫し、一時は生命も危ぶまれるほどのおおけがを負ってしまっていた。

■6月にF1カーで115周をこなしたクビサ

その後も右腕に大きな後遺症を抱えたクビサだが、ラリーレースでレーシングドライバーとして復帰を果たすと、その後も懸命にリハビリを続け、F1復帰の道を探っていた。

そして、今年6月にはバレンシア・サーキットでルノーの2012年型F1カーでテスト走行を行うチャンスを得ると、トータル115周をこなしてF1復帰も可能だとのアピールを行っていた。

■シミュレーターで2017年型F1カーも体験

そのクビサがこのほどルノーのシミュレーターで2017年型車での走行を体験したことが明らかとなった。

32歳となるクビサは、この件について『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に次のように語った。

「今年のクルマと同じ設定がされたクルマを試すことができたよ」

「あの日はかなりうまくいったよ。詳細に話すつもりはないけれどね。だけど、そう、僕はチャンスを得られた。僕は満足できたし、それはチームも同じだったよ」

■今では腕の状態も改善

これまでに伝えられていたところによれば、クビサの右腕はまだせまいフォーミュラカーのコックピットで完全に動かせるほどには回復していないと言われていた。

しかし、順調にテストをこなしてきていることを考えれば、腕の動作問題はかなり解決されたとみていいだろう。しかし、問題は厳しいF1レースに本当に耐えることができるまでに回復しているのかどうかということだ。

「僕の人生にはいい日々もあったけれど、それ以上に悪い日々もあった」

そう語ったクビサは、次のように付け加えた。

「現在の状況はいいと思うよ。安定しているし状態もいい。僕の考えもだいぶ変わってきたよ。以前のような限界はもう感じていないんだ」

■F1復帰を目指すと断言

これまではF1復帰を望みながらも、慎重な発言を行ってきていたクビサだが、今ではF1復帰を明確な目標として掲げられるようにもなってきている。

「何かが起きればうれしいだろうね。だけどまだ冷静に考える必要がある」

そう語ったクビサは、次のように締めくくっている。

「バレンシアで僕は大きな進展を遂げることができた。そしてこれからは一歩ずつ進んでいく必要がある。夢の目標に近づくことができるよう期待しているし、そのことを隠すつもりはないよ」

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