ザウバーF1チームは12日(水)、昨年ルノーのチーム代表を務めていたフレデリク・ヴァスールを新チーム代表として登用することを正式に発表した。
ヴァスールは7月17日(月)付でザウバーのチーム代表に就任するとともに、すでにチームを去ったモニシャ・カルテンボーンの後任としてザウバーモータースポーツAGのマネジングディレクター兼CEOのポジションに就くこととなる。
ザウバーの会長職にあるパスカル・ピクシーは、12日に発表された声明の中で次のように語っている。
■パスカル・ピクシー(ザウバー会長)
「フレデリク・ヴァスールがトップレベルの国際的モータースポーツにおいて長年にわたって素晴らしいキャリアを歩んできたことは明らかだ。我々は彼をザウバーに迎え入れられることでワクワクしている」
ルノーのマネジングディレクターを務めるシリル・アビテブールとの確執によりルノーを去ったと言われているヴァスールは、ザウバーのチーム代表就任に当たって次のように語った。
■フレデリク・ヴァスール(ザウバー/新チーム代表)
「ザウバーモータースポーツAGに加わることを大変誇りに思っている。私を信頼してくれた株主たちに感謝したいと思う。私はヒンウィル(ザウバー本部)の施設、そしてここにいる従業員たちの才能や野心に感銘を受けた。私は自分の経験と決意によってチームを補い、彼らが行うことすべてにおいて、彼らを正しい方向に導いていきたいと思っている」
「私は全員が一致団結することにより野心的な目標を達成できると確信している。ドライバーやエンジニア、そしてすべてのスタッフたちと仕事を始めるのが待ちきれない思いだ。私はチームの成長における次の重要なフェーズに貢献したいと思う」