マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、F1オーストリアGP決勝レースを次のように振り返った。
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■エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)
「モーターレースに浮き沈みはつきものだ。まずはポジティブな点に目を向けよう。ストフェルは週末を通して非常に堅実なペースを見せ、彼とチームのメンバーは各セッションで明らかに進化したように見える。
ストフェルはレースでは常に乱気流の中で走行していたので、マシンの真の実力を発揮できなかったものの、着実にレースを展開した。ストフェルが受けたドライブスルーペナルティーについては、冷静に受け止めるつもりだ。当時、ストフェルはジョリオン・パーマー(ルノー)を追い抜こうとプッシュしていたが、単に不運な結果となっただけだ。
ネガティブな点としては、フェルナンドのレースは本人のミスではないものの、忘れなければならない一戦となった。レースは戦いだということは分かっているものの、このようなばかげたアクシデントはF1というレベルの高いレースでは許されるものではない。たった1周走行しただけでマシンに重大な損傷を負い、レースをリタイヤすることは、我々にとっては受け入れがたい事実だ。
最後に、またポジティブな点に目を向けよう。これから母国の観衆の前で行われるイギリスGPのためにシルバーストーンに移動するが、英国で素晴らしい1週間を迎えるための準備はできている。母国の観客の皆さんをがっかりさせないために、我々はいつも通りベストを尽くすよ」。
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