マックス・フェルスタッペンの父親が、息子はレッドブルのドライバーであることに満足していると語った。
今シーズン開幕前にはメルセデスAMGにとって最大のライバルとなるだろうと考えられていたレッドブルだが、実際にふたを開けてみればフェラーリにも差をつけられて3番手チームの位置に置かれてしまっている。
■レッドブル離脱のうわさもあるフェルスタッペン
しかも度重なるマシントラブルに泣かされているフェルスタッペンには、現在のレッドブルとの契約を解除してフェラーリへの移籍をもくろんでいるのではないかとのうわさもささやかれている。
先週も、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが「チームは懸命に頑張っているし、何の落ち度もないのにかかわらず」フェルスタッペンのクルマに信頼性の問題が発生したと語ったことに対し、フェルスタッペンの父親であり、自身も元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンがそれは「たわ言」だとSNSを通じて反論したことも報じられていた。
このことによって、フェルスタッペンとレッドブルの間には亀裂が生じ始めているのは間違いないようだとの報道が行われている。
■ヨス・フェルスタッペンがうわさを否定
だが、記者からそのことについて質問を受けたヨスは次のように答え、そうした事実はないとの主張を行った。
「かってに物語をこしらえないでくれよ。我々はレッドブルに満足しているんだ」
そうした中、レッドブルのモータースポーツアドバイザーという肩書を持つヘルムート・マルコは、『Kronen Zeitung(クローネン・ツァイトゥング)』紙に次のように語った。
「シャシーに関しては、恐らく我々が最強チームだろう」
「だが、我々は信頼性をもっと高めていく必要があるし、エンジンも同様だ」
「今シーズンは6回の故障が起きてしまった。そして特にマックス・フェルスタッペンに対しては申し訳なく思っているよ」とマルコは結んでいる。