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【WRC】トヨタ、“滑りやすい泥”の中、3台とも堅実に初日を走破/ラリー・ポーランド初日

2017年06月30日(金)11:53 am

6月29日(木)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦ラリー・ポーランドが、ポーランド北東部のミコワイキで開幕した。

競技初日デイ1として、スーパーSS1本が特設コースのミコワイキ・アリーナで行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合4位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC#12号車)が総合6位、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合34位となった。

■木曜日、シェイクダウン

29日(木)の朝に行われたシェイクダウンは、前日夜の激しい雷雨により、コースの多くの部分が泥状となり、非常に滑りやすい路面コンディションとなった。

ミコワイキ周辺の天気は不順で、強い雨により予定されていたセレモニアルスタートは中止に。しかしオープニングステージとなるSS1は、予定どおりサービスパークのすぐ横にある「ミコワイキ・アリーナ」で午後7時過ぎよりスタート。全長2.5kmのコースで2台同時スタート形式で行われ、不安定な天気にも関わらず大勢の観客が集まった。

スーパーSSのコースもまた雨で泥状となっていたため、トヨタのドライバーは皆、慎重な走りに徹した。ラトバラは3人の中では最上位となる4位でSSをフィニッシュ。ラッピはエンジンに問題が発生するも6番手タイムを記録した。ハンニネンはジャンプスタートにより10秒のペナルティタイムを課せられ、総合34位で初日を終える事になった。

■トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)

「シェイクダウンでは、雨で泥状になって非常に滑りやすい路面と砂状の路面が混在し、グリップレベルが不安定なコースでした。スピード域が高いコースに向けて主にエンジンに関する準備を進めましたが、すべて計画どおりに進みました。

夜に行われたスーパーSSのコースは雨でとても滑りやすかったため、我々のドライバーは皆、注意深く走行しました。勝負はスーパーSSで決まるわけではないので、大きなリスクを負うべきではありません。

ラリーの本当のスタートは明日です。エサペッカのクルマに発生した問題に関しては原因をほぼ把握しているので、明日のスタート前のサービスで解決を試みます」。

■ラリー・ポーランド デイ1の結果

1 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) 1m44.4s
2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.8s
3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.9s
4 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1.3s
5 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォード フィエスタ WRC) +1.4s
6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1.5s
7 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル(ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.5s
8 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン C3 WRC) +1.5s
9 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (シトロエン C3 WRC) +1.6s
10 ダニ・ソルド/マルク・マルティ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.8s
34 ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム (トヨタ ヤリス WRC) +11.8s

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