かつてベネトンやルノーでチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレが、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が来季フェラーリへ復帰する可能性も除外できないと語った。
2005年と2006年にアロンソがルノーで2年連続F1チャンピオンとなったときにチーム代表を務めていたブリアトーレだが、それ以降もアロンソのマネジメントに携わっている。
前戦F1アゼルバイジャンGPが行われたバクーでは、そのブリアトーレがメルセデスAMG首脳のトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)やニキ・ラウダ(非常勤会長)と共に夕食をとっていたところが目撃されており、当然2018年に向けた移籍交渉が行われたものと考えられている。
■フェラーリ復帰に問題はない
そのブリアトーレは、チームとの関係悪化もあって2014年限りでフェラーリを離脱した経緯があるアロンソだが、2018年には再びフェラーリに復帰する可能性も否定できないとイタリア放送協会『RAI』に次のように語った。
「彼は常に誰とでもうまくやってきていたのだが、唯一問題を抱えたのはマティアッチとだけだったんだ」
ブリアトーレが言及したのは、2014年に当時のフェラーリ会長であったルカ・ディ・モンテゼモーロが突然チーム代表に抜てきしたマルコ・マティアッチのことだ。
「人生には何が起こるかなど分からない。フェルナンドは少しばかり(アイルトン)セナに似ているよ。どのチームとも問題を抱えたことはなかった。ただ勝利を狙えるクルマを必要としているだけなんだ」とブリアトーレは付け加えた。
■可能性のあるチームは複数ある
そう語ったブリアトーレだが、アロンソの選択肢は決して少なくはないと示唆するコメントも行っている。
「F1では2つのチームだけが勝利を目指して戦っている。フェラーリとメルセデスAMGだ」
「マクラーレンは、もしエンジンを変えればトップチームに返り咲くことができるだろう」
そう語ったブリアトーレは、次のように締めくくった。
「どうなるかそのうち分かるだろう。バクーで目にしたように、レッドブルやフォース・インディアもいいレースをすることができるしね」