F1アゼルバイジャンGP決勝レースが日本時間25日(日)22時にスタートし、すでに3回のセーフティーカーが出動する大荒れのレースとなっている。
●【レース結果】2017年F1第8戦アゼルバイジャンGPの順位、周回数、ピット回数
11周目、ダニール・クビアト(トロロッソ)がスローダウンし、コース脇に止めてしまった。イエローが出ていたが、このクルマを撤去するために12周目にセーフティーカーが導入された。
17周目、2度目のセーフティーカーが出動。1コーナー手前でキミ・ライコネン(フェラーリ)からパーツが外れ、コース上に落ちたためだ。このデブリ(破片)を除去するため、全車ピットレーン通過となっている。
20周目、セーフティーカーがピットインしてレース再開となったが、今度はフォース・インディア勢が接触。エステバン・オコン(フォース・インディア)は右リアタイヤをパンクし、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)はフロントウィングを壊した。ペレスはピットに戻りフロントウィングを交換したが、そのままリタイアとなった。
また、このデブリを踏んで右リアタイヤをパンクしたライコネンは、パンクしたタイヤがフロアとリアウィングを壊してしまい、ピットに戻ってリタイアとなった。
セーフティーカー中には、トップのハミルトンにベッテルが追突。ベッテルはハミルトンに対して「ブレーキテストをした!」と訴え、ハミルトンの真横に並びタイヤ同士を故意に当てて怒りを露わにした。
■アロンソ、入賞のチャンス
フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は「赤旗にした方がいい。コース上にはデブリが散乱している」と無線で訴えており、それを踏んでしまってタイヤにダメージを受けている可能性が大きい。
そして22周目、赤旗が出てレース中断。コース上のデブリを除去するため、清掃作業が行われている。
これら上位勢の混乱はマクラーレン・ホンダにとってはチャンスとなっている。フェルナンド・アロンソは8位、ストフェル・バンドーンは12位につけており、ポイント獲得のチャンスが拡大している。