2017年F1第8戦アゼルバイジャンGPが6月24日(土)、バクー市街地サーキット(全長6.003km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間19時)から行われたフリー走行3回目でメルセデスのバルテリ・ボッタスがトップに立った。
●【タイム結果】F1アゼルバイジャンGPフリー走行3回目、タイム差、周回数
セッション開始から6分ほどが経過したところでルノーのジョリオン・パーマーのクルマから炎が上がり、ターン2のエスケープゾーンに停められたクルマの消火作業が行われるアクシデントが発生。10分以上にわたって区間イエローが掲示される状況となる。
イエロー解除直後にここに持ち込まれたタイヤの中では中間の軟らかさとなるソフトタイヤを履いたボッタスがトップタイムをマーク。その後も順調にタイム更新を続けていく。一方、フェラーリのセバスチャン・ベッテルには何か問題が発生したようで、長時間にわたってガレージにとどまり続ける。
セッションが折り返し点を迎えると、各ドライバーが一番軟らかいスーパーソフトタイヤで予選シミュレーションを開始。ここでベッテルもコースに入り5番手タイムを刻むが、すぐにチームから無線で呼び戻されてしまう。
セッションが残り20分となったところで、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップタイムを刻む。2回の金曜フリー走行をいずれもトップで終えていたレッドブルのマックス・フェルスタッペンもメルセデスAMG勢に次ぐ3番手に顔を出す。
残り時間が15分を切ったところで、再びボッタスがトップタイムを刻む。その5分後にはフェラーリのキミ・ライコネンがトップに躍り出るが、その直後にボッタスがまたもトップの座を奪い返すという展開となる。
そしてその直後にフェルスタッペンのクルマが電気系と思われるトラブルによりコース上でストップしてしまい、数分間にわたって区間イエローが提示される事態となる。
残り時間が7分ほどのところでイエローが解除されると、レッドブルのダニエル・リカルドが4番手に浮上。しかし、その後は大きな順位変動はなく、ボッタスがトップのままチェッカーフラッグが振られた。
アゼルバイジャンGPフリー走行3回目のトップ10は以下の通り。
トップはバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、2番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、3番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、4番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、5番手エステバン・オコン(フォース・インディア)、6番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、7番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、8番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、9番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)、10番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)。
トラブルによりトータル7周しかできなかったフェラーリのセバスチャン・ベッテルは12番手でセッションを終えている。
また、決勝では規定数以上のパワーユニットコンポーネント投入により、大きなグリッド降格ペナルティーを受けることが決まっているマクラーレン・ホンダ勢は、フェルナンド・アロンソが14番手、ストフェル・バンドーンは16番手だった。
F1アゼルバイジャンGP予選は、このあと日本時間22時から始まる。