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【ル・マン24】トヨタ、3台を襲ったトラブル発表・・・中嶋一貴の8号車は完走目指す

2017年06月18日(日)19:38 pm

『第85回ル・マン24時間レース』で夜間走行に入るまでは1、2、4位を走行していたTOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDだったが、午後11時前、#8号車がフロントモーター周りのトラブルで長時間のピットイン。さらに深夜1時前、首位を快走していた#7号車がクラッチトラブルでコース上にストップ。その直後に2位にポジションを上げた#9号車も他車に追突され駆動系にダメージを負ってコース脇に車両を停めた。

TOYOTA GAZOO Racingは、立て続けに起きたアクシデントにより、首位争いをしていた2台を一気に失うこととなってしまった。

■12時間経過時点の順位

TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザン)
10時間経過時点(小林可夢偉): 3位 154周
10時間15分リタイア(154周)

TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
10時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 54位 129周
11時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 52位 141周
12時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 46位 159周

TS050 HYBRID #9号車:(ニコラス・ラピエール、国本雄資、ホセ・マリア・ロペス)
10時間経過時点(ニコラス・ラピエール): 2位 157周
10時間35分リタイア(160周)

■トヨタに起こったトラブル・・・可夢偉の7号車はクラッチトラブル

TS050 HYBRID #7号車は、首位を快走してレースが8時間に達しようとする直前、セーフティカー走行中にマイク・コンウェイから小林可夢偉にドライバーチェンジを行った。しかし、レースが再開されるとほぼ同時にクラッチトラブルに見舞われスローダウン。暗闇の中、小林は何とかピットまで戻ろうとスロー走行を続けたが、その努力も及ばず、ポルシェカーブ出口で完全にストップ。前半戦を支配したレースから離脱することとなった。

■9号車は追突され、タイヤバースト

一方、#9号車は、ニコラス・ラピエールが、首位と1周差の2位にポジションを上げていたが、#7号車がリタイアした直後に、第1コーナーで後方から追突されてコースオフ。コースへは復帰し、走行を続けたものの、追突の衝撃で左リアタイヤがバースト。ダメージは駆動系にも及んでおり、走行不能に陥り車両を停めた。わずか30分の間にTOYOTA GAZOO Racingは2台を失うこととなってしまった。

■8号車はモーターとバッテリーの交換

#8号車は、モーターとバッテリーの交換作業に約2時間を費やしてレースに復帰。首位から29周遅れながら、WECのシリーズポイント争いのために可能な限り上位でフィニッシュし、24時間レースを1mでも多く走りチェッカーを受けるべく、全力で最後まで諦めずに走り続けている。

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