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F1、7月から新コックピット保護装置「シールド」のテストを開始

2017年06月16日(金)5:30 am

F1が導入を検討している新たなコックピット保護装置である「シールド(Shield)」が、予想よりも早く7月に行われるF1イギリスGP(第10戦/7月16日決勝)で初めてお目見えすることになりそうだ。

2016年シーズンには、ドライバーの頭部保護を目的とした「ヘイロー」や「エアロスクリーン」と呼ばれる装置が何度かテストされていた。だが、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)はこれらに加え、今年は新たに「シールド」と呼ばれる装置のテストを行うことにしている。

当初の予定では9月に行われるイタリアGP(第13戦/9月3日決勝)とシンガポールGP(第14戦/9月17日決勝)のフリー走行セッションでその「シールド」のテストが行われることになっていたのだが、伝えられるところによればそれが早められ、シルバーストンで行われるイギリスGPからテストが開始されることになりそうだという。

これまでに報じられているところによれば、最初に「シールド」をF1カーに装着して走行することになるのはフェラーリで、そのほかのチームは9月にテストを行うことになるようだ。

これは最近行われたFIAと各F1チームによる会合によって決定されたもののようだが、現時点ではF1チームの中には「シールド」導入に不安を感じているところもあるようだ。

フォース・インディアのテクニカルディレクターを務めるアンドリュー・グリーンは次のように語っている。

「これに関しては疑問がたくさんあるよ。我々には与えられた期限の中でやらなくてはならないことがたくさんあるんだ」

レッドブルの車両エンジニアリング責任者であるポール・モナハンも2018年にシールドを導入するのはかなり大変だろうと次のように語った。

「これを2018年のクルマに装着しようとすれば、非常にきついことになるだろうね」

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