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ボッタス「ハミルトンとはお互いにリスペクトし合いながらうまくやれている」

2017年06月15日(木)16:45 pm

メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが来季の契約のことや、チームメートのルイス・ハミルトンとの関係などについて語った。

■来季もメルセデス残留の可能性が高まるボッタス

昨シーズン終了後に突然F1からの引退を発表したニコ・ロズベルグの後任として急きょウィリアムズから引き抜かれた形のボッタスだが、メルセデスAMGとの契約は今季1年だけとなっている。

シーズン開幕前後には、メルセデスAMGがボッタスと1年契約しか結ばなかったのは2018年にフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)もしくはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の獲得を目指しているためではないかとのうわさもささやかれていた。

だが、今季第3戦バーレーンGPではポールポジションを獲得し、続く第4戦ロシアGPではキャリア初優勝を遂げる活躍を見せたボッタスの評価がかなり高まってきているのは事実だ。

さらに、チームメートのルイス・ハミルトンとの関係も良好だということで、メルセデスAMG首脳陣も最近ではボッタスが来季も残留する可能性が高まったことを示唆するコメントを行っている。

■契約の話をするのはまだ早すぎる

メルセデスAMGとの契約延長に関してイタリアのテレビ局『Sky(スカイ)』から質問を受けたボッタスは、次のように答えた。

「もちろん、僕としてはメルセデスAMGにとどまることを希望しているよ」

「だけど、その話をするにはまだあまりにも早すぎるよ。僕は毎日を、そしてひとつひとつのレースでうまくやることを考えているところさ。つまり、今現在のことに集中しているんだ」

「もし僕がこれから先もうまくやれれば、あとはおのずと楽になるはずさ」

■個性は違うがハミルトンとはうまくやれている

最近、ハミルトンがボッタスについて、昨年までチームメートであったロズベルグよりもいいチームメートだと評価していることが報じられていた。

ボッタスも確かにハミルトンとはうまくやれていると次のように続けた。

「シーズンが進むにつれ、僕たちはお互いのことがさらによく理解できていくと思う。今年を迎えるまでは、僕はルイスのことをあまりよく知らなかったからね」

「僕たちがかなり違うのは確かだよ。僕は家で家族と静かに過ごすのが好きなんだ。僕は自分のプライバシーをすごく大切にするけれど、ルイスはもっと社交的だし人々に取り囲まれる中でうまくやっている」

「だけど僕たちはプロフェッショナルとしての関係にあるし、お互いをリスペクトしている。だけど、サーキットではお互いに相手に勝ちたいと思うことだってある。僕たちはそうしたことを受け入れているし、一緒にうまく仕事をすることができているよ」

「ものすごくいいチーム精神があると思う」

■小さな進歩の積み重ねが重要

ボッタスはさらに、第6戦のモナコGPではボッタスが4位、ハミルトンが7位と予想以上の苦戦を強いられたものの、その後に行われた第7戦カナダGPではハミルトンとともに1-2フィニッシュを達成できたことはうれしく思っていると次のように続けた。

「シーズンはこの先まだかなり長い。だけど、僕たちにとって重要だったのはモナコのばん回をすることだった。あそこではフェラーリのほうが明らかに僕たちよりも速かったからね」

「僕たちもモナコ以後多くのことを改善し、いい進歩を遂げ、よりよいセットアップを見つけられるようになった。そしてタイヤの扱いも向上したよ」

そう語ったボッタスは、次のように付け加えた。

「タイトル争いはかなりの接戦になっていくと思っている。だから少しずつでも進歩を重ねていくことがすごく大切なんだ」

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