プレミアム・カーメーカーであるインフィニティとF1公式タイヤサプライヤーのピレリは、インフィニティの「プロジェクト・ブラック S」における提携を発表した。
このパートナーシップは、F1カナダGPにて、インフィニティのダイレクター、トマソ・ヴォルペおよびピレリ・モータースポーツ・ダイレクターのポール・ヘンベリーにより発表された。
ピレリは、2017年3月に発表されていたインフィニティの未来の性能を探求する「プロジェクト・ブラック S」専用に開発されるビスポークタイヤの設計・製造に参画する。
このプロジェクトは、ルノー・スポール・フォーミュラワン・チームとの緊密なコラボレーションによって開発されたハイブリッド・パワートレインの性能を活かし、インフィニティ Q60のパフォーマンスとダイナミクスの大幅な向上を確保するという。
■F1の経験を活かしたプロジェクト参画
ピレリはF1の経験を活かし、究極のエアロダイナミクスと性能を特長とする車専用のタイヤを開発するチャレンジングなプロジェクトに参画する。
プロジェクト・ブラック Sは、インフィニティとルノー・日産アライアンスのパートナーであるルノー・スポール・ フォーミュラワン・チームとの共同開発プロジェクトだ。
■インフィニティのダイレクター、トマソ・ヴォルペ
「ハイブリッド・テクノロジーの分野でルノー・スポール・フォーミュラワン・チームと共同開発を行なったプロジェクト・ブラック Sは、我々が待ち望んでいたものでした。
このプロジェクトにF1のキープレイヤーを迎えることは、性能のさらなる向上に繋がることでしょう。プロジェクト・ブラック Sの可能性を探求する上で、モータースポーツと乗用車におけるピレリの知見は不可欠なものです」
■ポール・ヘンベリー
「ジュネーブモーターショーでのインフィニティの発表以来、我々はプロジェ クト・ブラック Sに魅力を感じ、ぜひ参画したいと思っていました。プロジェクト・ブラック Sは、我々のDNAにあるイノベーションと最先端テクノロジー・トランスファーを見事に具現化しています。ですから、このチャンスを見送る選択肢は考えられませんでした。プロジェクトの一員としてインフィニティをサポートできることにとても興奮しています」
■ルノー・スポール・フォーミュラワン・チームのマネージング・ダイレクター、シリル・アビテブール
「ピレリがプロジェクト・ブラック Sのメンバーに加わることを嬉しく思います。我々はこのプロジェクトの可能性を確信していますし、これまでインフィニティとともに成し遂げてきた成果に満足しています。
ベストなパートナーはプロジェクトに不可欠な存在です。ピレリは、プロジェクト・ブラック Sに大きな付加価値をもたらすでしょう。ピレリの経験と技術は、このプロジェクトをより包括的なものにするだけではなく、よりエキサイティングなものにしてくれると思います」