フェルナンド・アロンソが、悲惨とも言える厳しい状況が続くマクラーレン・ホンダの今の状況にはちょっと「うんざりしている」と認めた。
先週末に開催されたF1モナコGPを欠場してアメリカでインディ500に挑戦したアロンソだが、来週末には再びモントリオールで開催されるF1カナダGP(11日決勝)に参戦することになる。
■ホンダエンジンでは可能なものを可能にできない
カナダGPに向けての抱負について質問されたアロンソは、母国スペインの『EFE通信』に次のように答えた。
「うれしく思っているよ。唯一足りないものは競争力だけどね」
「ホンダと今のエンジンではすべての可能性を可能にすることができるわけじゃない。そしてこれにはイライラさせられるときもあるよ」
「週末には持てる力をすべてつぎ込んで頑張っている。そうしたら何かが壊れてしまうんだ。これにはちょっとうんざりだよ」
■解決策はまだ見えてこない
マクラーレン・ホンダとしては、2018年以降もアロンソとの契約更新を望んでいる。そのためにもこれ以上精彩のないシーズンを送るわけにはいかないところだ。
マクラーレン・グループのマネジングディレクターを務めるザック・ブラウンは、スペインの『Marca(マルカ)』に次のように語った。
「我々は抱えている問題を解決しなくてはならない」
「2018年はそれほど先の話ではないし、どうすればトップの位置に返り咲くことができるのかを分析評価しなくてはならないんだ」
「どうすればそれができるのか、まだ私にも分からない。そして来年我々がF1タイトルを争うことができるだろうと想像することは極めて難しい状況だ」
そう述べたブラウンは、次のように付け加えた。
「だが、我々が大きく進歩することも可能だし、そうした位置に向かうための方法を見いだす必要がある。まだ夏休みまでには少し時間もあるしね」