メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)が、今季はフェラーリの方が自分たちよりもいいクルマを作り上げてきたと認めた。
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現行パワーユニットが導入された2014年から昨年まで3年間にわたって絶対的な強さを示し、ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを独占してきたメルセデスAMGだが、今年は現時点においてどちらもフェラーリに先行を許している。
ヴォルフは、現在の状況について『Suddeutsche Zeitung(ズードイチュ・ツァイトゥング)』に次のように語った。
「我々が知るところでは、フェラーリは非常に早い段階で、2015年の12月から(2017年仕様の)クルマの開発を始めていたようだ。我々がそれを開始したのは2016年3月だった」
「そのころには、フェラーリはすでに50%以上のリソースを新車の方につぎこんでいたんだ」
そう語ったヴォルフは、次のように付け加えている。
「フェラーリは我々より16週間分前に行っているね。そしてそれだけの時間があればコンマ4秒か5秒短縮できるだけのダウンフォースを得る方法を見つけることもできるよ」