今季のF1第6戦が開催された先週末のモナコにおいて、ジェンソン・バトンがマクラーレン・ホンダの2018年のドライバー体制に関して興味深い発言をしていたようだ。
2016年シーズン限りで現役を引退したバトンだが、インディ500挑戦のためにモナコGP欠場を決めたフェルナンド・アロンソの代役としてモナコで1戦限りの復帰を果たした。
バトンに関しては、マクラーレンと2018年までの契約を結んでいることが明らかとなっており、現在は控えドライバー兼アンバサダーという立場でチームとかかわっている。
アロンソに関しては今年いっぱいで現在の契約が満期を迎えることになるが、今年バトンの後任としてフルタイムドライバーに昇格したストフェル・バンドーンのほうは複数年の契約が結ばれているものと信じられていた。
■来季マクラーレンとの契約があるのはバトンだけ?
だが、久々にマクラーレンのユニフォームを着てモナコに姿を見せたバトンは、来季のマクラーレンのドライバー問題について次のように語った。
「僕は2018年にもドライブする契約を結んでいる」
「僕は自分が来シーズンの契約を持っている唯一のマクラーレン・ドライバーだと思うよ」
その後、バトンは自分が失言を行ったことに気付いたかのように、次のように付け加えた。
「どうかな。それは単なる印象さ。事実じゃない。そのうち分かると思うよ」
バトンが示唆したようにバンドーンが来季の契約を有していないのが事実であれば、今季ここまでのところパフォーマンス面でアロンソに大きな差をつけられているバンドーンが来季もそのままシートを確保できるかどうか不透明な状況となってくることも考えられそうだ。