2017年F1第6戦モナコGPが5月28日(日)、モンテカルロ市街地サーキット(全長3.337km)で最終日を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた決勝でフェラーリのセバスチャン・ベッテルが優勝した。今季3勝目、通算45勝目。
●【決勝結果】F1モナコGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■ピット戦略でベッテルがトップに
35周目、トップを走っていたキミ・ライコネン(フェラーリ)がピットイン。暫定トップに立ったベッテルは、ライコネンの前でコース復帰することを目指して猛然とペースを上げていく。
ベッテルは39周目にピットインすると見事にライコネンのオーバーカットに成功し、トップの位置でコース復帰を果たす。レッドブルのリカルドもベッテル同様の作戦を成功させ、ボッタスの前でコースに戻り3番手に順位を上げた。
■今季3勝目を挙げたベッテルがリードを25ポイントに
結局、そのままベッテルが先頭でチェッカーフラッグを受け、2011年以来となるモナコでの優勝を飾った。2位はライコネンでフェラーリが1-2フィニッシュを達成。3位にはレッドブルのリカルドが入った。
レース後、キミ・ライコネンは不機嫌そうに言葉を選びながらインタビューに答えていたが、チームの戦略を疑いたくなる気持ちもあっただろう。
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