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アロンソのインディ500参戦はF1にとってマイナスイメージ?

2017年05月26日(金)17:12 pm

25日(木)に今年のF1モナコGP(28日決勝)が開幕したが、今年のモナコにフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)の姿はない。アメリカで同日に決勝が行われるインディ500に参戦するためだ。

【車載映像:インディ500予選】フェルナンド・アロンソ「驚き、達成感、喜び」ブースト圧トラブルも初予選で5位を獲得

F1の看板ドライバーのひとりであるアロンソがF1レースの中でも最も注目度が高いと言われる伝統のモナコGPを欠場することはF1にとってマイナスだという意見もある。

今季F1最高責任者に就任したチェイス・キャリーも、本当ならアロンソにモナコで走ってもらいたかったと発言したことが報じられている。

■アロンソのインディ参戦がF1に与える影響はない

だが、アメリカ籍のF1チームであるハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、今回のことで一番得をするのはインディカーだと認めたものの、F1にも何のダメージもないはずだと『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語っている。

「フェルナンド(アロンソ)はF1よりもインディの方を助けることになると思うよ。だが、私はF1には不利益など何もないと考えている」

「それに、今回のことは一度限りだと思っているしね。正直なところ、モナコを欠場したいと思う者などいるはずがないだろう?」

「フェルナンドに関しては、彼がなぜそうしたのかは明らかだ。だが、インディカーのドライバーがF1で自分の力を証明するのはさらに難しいことだと思うよ」

そう述べたシュタイナーは、次のように付け加えた。

「それに、例えばルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が同じことをやりたいと言ったとしたら、それを認めるかどうかトト(ヴォルフ/メルセデスAMGエグゼクティブディレクター)に聞いてごらんよ」

■近い将来にインディカー復帰を検討するマクラーレン

だが、実際のところ、2015年からスタートしたホンダとのF1コラボレーションがうまく進んでいないマクラーレンにとっては、必ずしもインディ500参戦は一度限りのことではないかもしれない。

長年マクラーレンの最高権威の座にあったロン・デニスの後任としてマクラーレン・グループを率いているアメリカ人のザック・ブラウン(マネジングディレクター)は、近い将来マクラーレンがインディカーに復帰する可能性を示唆し、次のように語った。

「それ(インディカー)に関しては間違いなく今後話し合いを行っていくし、すでにインディカー関係者とも会っている。もちろん、何らかの形で、そう遠くない将来参戦することに興味を抱いているよ」

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