メルセデスAMGのトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)が、今後もバルテリ・ボッタスをナンバー2ドライバーという位置付けにはせず、2人のドライバーを公平に戦わせると主張した。
■リタイアでポイント差が拡大したボッタス
今シーズンのF1もすでに4分の1にあたる5レースを消化した。そして現時点ではこれまでに2勝ずつをあげたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が6ポイント差で首位を争っている。
だが、前戦スペインGP決勝をマシントラブルによるリタイアで終えたことが災いし、ボッタスは現時点でランキング3番手ながら、チームメートのハミルトンとの差は35ポイントに開いてしまった。
『Speedweek(スピードウィーク)』から、こうした状況を踏まえてドライバーズタイトル争いに関しては今後ハミルトンを優遇していくことになるのかと質問されたヴォルフは、次のように答えた。
■まだあと15戦もあるとヴォルフ
「確かに、スペインGPが終わった時点ではギャップがかなり大きくなってしまった」
「だが、まだたった5レースが終わっただけだし、あとまだ15レースも残っている。だから我々には1人のドライバーを優先する理由などないよ。まだシーズンも序盤だからなおのことね」
そう語ったヴォルフは、次のように付け加えた。
「今後も、これまでと同じやり方を続けるよ」