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アロンソ、2018年に古巣ルノーへ復帰の可能性は?

2017年05月16日(火)17:15 pm

ルノーF1チームを率いるシリル・アビテブール(マネジングディレクター)が、2018年にフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)がルノーに復帰することを望む可能性はあまりないだろうと示唆した。

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■古巣ルノーへの復帰もうわさされるアロンソ

3年目を迎えたマクラーレンとホンダの共同プロジェクトだが、今季のホンダ製パワーユニットは昨年以上にライバルメーカーに大きな差をつけられており、第5戦スペインGPを終えた時点では今季いまだに1ポイントも獲得できていないマクラーレン・ホンダがついにコンストラクターズランキングの単独最下位となってしまった。

もちろん、自身3度目のF1タイトル獲得を最大の目標に掲げているアロンソにとって、現状はとても受け入れられるものではない。アロンソは夏以降、来季に向けてマクラーレン・ホンダ以外のチームとも交渉をするつもりだと公言している。

そして少し前には2005年と2006年にF1タイトルをとったときの所属チームであるルノーへの復帰も考えているようだとの報道も行われている。

■まずはアロンソが何を求めているかが重要

アロンソの母国スペインの『Marca(マルカ)』からその可能性について質問を受けたアビテブールは、次のように答えた。

「みんながアロンソとルノーに関して知りたいことがあるのは分かっているよ」

「まず、私に言えるのは、フェルナンドはF1チャンピオンだということだ。彼が自分に残された時間がなくなりつつことを意識していることは我々も理解している。だが、我々としては彼が人生において何をやりたいと思っているのかを確かめる必要がある」

「だから、まずは彼が自分自身に何を望むかということを知る必要があるんだ。彼は今後もずっとF1を続けていきたいと思っているのだろうか? 彼は今もこのスポーツに情熱を抱いているのだろうか?」

■まずはアロンソが何を求めているかが重要

そう語ったアビテブールは、現時点でのルノーはアロンソの望みを託すにはまだ不十分だと示唆し、次のように続けた。

「(アロンソと)連絡をとらないようにしたことなど一度もないし、常にある種のきずなのようなものもあったよ。だが、彼には我々を待つ必要はないんだ。彼は現在の我々の位置も分かっているんだからね」

「現在、我々は全力で開発を行っているところだし、この仕事を我々のドライバーであるジョリオン(パーマー)とニコ(ヒュルケンベルグ)で続けていきたいと考えているよ」

アロンソは次戦F1モナコGP(28日決勝)を欠場し、同じ日にアメリカで行われるインディ500に出走することになっている。

■アロンソのインディ500挑戦は答え探し

そのことについてどう思うかと質問されたアビテブールは、次のように続けた。

「モナコではなくインディをやるというのは、彼がF1以外のものを経験してみて、それでもまだF1を愛しているのかどうか、その答えを見つけたいと思っていることの証しだろう。まずはその答えを見つける必要がある」

「(アロンソと)話すための時間も設けられるだろう。だが、私はうわさの種をまきたいとは思っていないよ」

そう述べたアビテブールは、次のように付け加えた。

「アロンソはずっと我々ファミリーの一員だ。だが、同様に誰もが自分の生き方を決める必要がある」

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