マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、2017年F1第5戦スペインGPを7番グリッドからスタートし、オープニングラップの2コーナーで接触したことで順位を落としたものの、最終的には12位で今季初めてのチェッカーフラッグを受けた。
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レース中、チームとの無線では「速さはある」ということを語っていたアロンソだが、抜きにくいサーキットでは12位が精一杯だった。
■速さはあったアロンソ&マクラーレン・ホンダ
FIA(国際自動車連盟)が発表した各セクター通過速度では、アロンソはセクター2で2位の通過速度を記録している。また、セクター1では3位、セクター3では5位と、全セクターで上位に名を連ねた。
うまくハマれば上位勢と戦える速さはあるということを証明したアロンソとマクラーレン・ホンダ。これまでホンダの信頼性が足りなかったことで結果を出せなかったものの、ホンダも戦えるだけの速さがあることをは証明した。
今後はこの速さと信頼性をどのサーキットでもコンスタントに発揮し、上位争いの常連になることをアロンソもチームも切望していることだろう。
■セクター1:最高速度
P KPH ドライバー(チーム)
1 286.7 ハミルトン(メルセデス)
2 284.6 ベッテル(フェラーリ)
3 283.1 アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
4 281.6 パーマー(ルノー)
5 280.2 グロージャン(ハース・フェラーリ)
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18 270.0 バンドーン(マクラーレン・ホンダ)
■セクター2:最高速度
P KPH ドライバー(チーム)
1 279.0 クビアト(トロロッソ・ルノー)
2 277.0 アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
3 275.0 ハミルトン(メルセデス)
4 272.6 パーマー(ルノー)
5 270.4 ベッテル(フェラーリ)
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18 252.0 バンドーン(マクラーレン・ホンダ)
■セクター3:最高速度
P KPH ドライバー(チーム)
1 292.2 ハミルトン(メルセデス)
2 291.8 ベッテル(フェラーリ)
3 290.0 ボッタス(メルセデス)
4 289.0 マッサ(ウィリアムズ・メルセデス)
5 288.9 アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
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15 282.7 バンドーン(マクラーレン・ホンダ)
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