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【予選レポート】ハミルトン通算64回目のポール獲得 アロンソは3強チームに続く7番手/F1スペインGP

2017年05月13日(土)22:36 pm

2017年F1第5戦スペインGPが5月13日(土)、バルセロナ-カタルーニャ・サーキット(1周/4.655km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた予選でルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がポールポジションを獲得した。今季3回目、通算64回目。

●【予選結果】F1スペインGPのQ1-Q2-Q3タイム、周回数

■アロンソが5戦連続Q1突破

18分間で行われたQ1では、開始早々にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)のクルマにトラブルが発生し、チームからピットに戻るよう指示が出るという緊迫した雰囲気に包まれる。だが、クルマには大きな問題はなかったようで、ベッテルはそのままタイム計測を行い、Q1突破に十分なタイムを刻む。

Q1の上位はフリー走行3回目で3番手に沈んだハミルトンがトップタイムを刻み、キミ・ライコネンとベッテルのフェラーリ勢をはさんで4番手にバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)が続く展開となった。

マクラーレン・ホンダ勢はストフェル・バンドーンが残念ながら19番手で5戦連続Q1敗退となったものの、フェルナンド・アロンソは開幕から5戦連続でQ2進出を決めた。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手マーカス・エリクソン(ザウバー)、17番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、18番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)、19番手ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、20番手ダニール・クビアト(トロロッソ)

■アロンソが地元ファンの前で今季初のQ3進出

15分間で争われたQ2では、前半に3強チームのドライバーが順当にQ3進出を確実とするタイムを刻み、後半は7番手以下のドライバーによるQ3進出争いが繰り広げられる展開となった。

かなりの接戦となったセッションだが、ここで母国のファンの前でアロンソが素晴らしい走りを見せる。ハース勢や過去3戦で連続Q3進出を果たしていたルノーのニコ・ヒュルケンベルグらを交わしたアロンソは10番手につけ、今季初のQ3進出を確定した。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、12番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、13番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、14番手ロマン・グロージャン(ハース)、15番手パスカル・ウェーレイン(ザウバー)。

■ベッテル追い上げならず ハミルトンが64回目のポール

12分間で戦われたQ3では、まずトップ6ドライバーたちによる最初のアタックが開始され、ハミルトンが1分19秒149の暫定ポールタイムを刻む。それにボッタス、ライコネン、ベッテル、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ダニエル・リカルド(レッドブル)と続いた。

セッション終盤に行われた最後のポールポジション争いでは、ベッテルがセクター2まで全体ベストタイムを更新する熱い走りを展開。ハミルトンは自分の暫定ポールタイムに届かず、ベッテルが前戦ロシアGPから連続でポールを獲得するかと思われた。しかし、ベッテルは最終セクターでタイムを失ってしまい、わずか100分の5秒ハミルトンの暫定ポールタイムに届かなかった。

ハミルトンはこれで通算ポール獲得回数を64に伸ばし、アイルトン・セナが持つ歴代2位の記録65にあとひとつと迫った。

一方、7番手以下の争いでは見事な集中力を見せた地元のアロンソが地元スペインのファンの前で今季予選最高位となる7番手タイムをマークしてみせた。

■Q3順位/アロンソが3強チームに続く位置に

スペインGP予選Q3の結果は以下の通り。
ポールポジションはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、2番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、4番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、5番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、6番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、7番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、8番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、9番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、10番手エステバン・オコン(フォース・インディア)。

F1スペインGP決勝は、明日の日本時間21時にスタートする。

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