2017年F1第5戦スペインGPが5月12日(金)、バルセロナ-カタルーニャ・サーキット(1周/4.655km)で開幕。現地時間14時(日本時間21時)から行われたフリー走行2回目でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップに立った。
●【タイム結果】F1スペインGPフリー走行2回目、タイム差、周回数
セッション序盤は各ドライバーがミディアムタイヤでの走行に臨み、メルセデスAMG勢とフェラーリ勢がコンスタントにタイムを刻んでいく。コーナーでのグリップに苦しむドライバーも多く、コースオフやF1では珍しい4輪ドラフト状態での走行も見られる中、バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)がトップタイムを刻み、それにキミ・ライコネン(フェラーリ)が続く展開となる。
フリー走行1回目はトラブルでタイムを刻むことができなかったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は、セッション開始から30分になろうとするところで初めてコースイン。インストレーションを行って再びガレージにクルマを戻す。
このあたりこのレースに持ち込まれたドライタイヤの中で最も軟らかいソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始するドライバーが増え始める。
まずフェラーリのキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルが1-2態勢を築くが、その後メルセデスAMG勢がそれを上回るペースでコースを走り抜け、ハミルトンがライコネンにコンマ3秒差をつけてトップに立つ。チームメートのバルテリ・ボッタスも100分の9秒差でハミルトンに続き、フリー走行1回目に続いてメルセデスAMG勢がフェラーリ勢の上に立つ展開となった。
1周の速さではメルセデスAMGに軍配が上がったものの、フリー走行1回目に比べればフェラーリがタイム差を縮めてきている。
さらに、セッション終盤に行われたロングランプログラムではフェラーリもメルセデスAMGとほぼ互角のペースでの走行を見せており、明日の予選、明後日の決勝に向けてまだ予断を許さない展開となっている。
5番手6番手にはマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドのレッドブル勢が続き、トップ6はフリー走行1回目とまったく同じ順序となっている。
スペインGPフリー走行2回目のトップ10ドライバーは次の通り。
トップはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、2番手バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、3番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、4番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、5番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、6番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、7番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、8番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、9番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、10番手カルロス・サインツ(トロロッソ)。
マクラーレン・ホンダ勢は、ストフェル・バンドーンがトータル36周を行い、こちらもフリー走行1回目と同じ13番手だった。また、フリー1ではトラブルによりタイムを刻むことができなかったフェルナンド・アロンソは、最終的に合計21周を消化したものの、タイムは全体の最下位となる20番手に終わっている。
F1スペインGPフリー走行3回目は、明日の日本時間18時にスタートする。