元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーが、自分の甥(おい)が近い将来F1のシートを獲得できるだろうと語った。
かつてマクラーレンでアイルトン・セナのチームメートを務めていたことでも知られるベルガーだが、現役を引退してからはトロロッソの共同オーナーを務めたり、FIA(国際自動車連盟)のシングルシーター委員長として活動したりするなど、レースの世界と深いつながりを保ってきていた。
そのベルガーは、今年からドイツ最大のモータースポーツシリーズであるDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の責任者に就任している。
そして、ベルガーの22歳となる甥ルーカス・アウアーもメルセデスチームの一員として今季DTMで3年目のシーズンを迎える。
ベルガーは、先週末にホッケンハイムで開催されたDTM今季第1戦を前に、母国オーストリアの『Krone(クローネ)』紙に次のように語った。
「そろそろオーストリア人F1スターが登場してもいいころだ」
「私は、それほど長く待つ必要はないと思っているよ。もし、ルキ(アウアーの愛称)が今シーズンDTMで最高のパフォーマンスを一貫して発揮することができれば、彼がそのチャンスを得られると信じているよ」
そのアウアーは、DTM第1戦を予選8番手からスタートし、惜しくも表彰台には手が届かなかったものの4位で決勝を終えている。