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メルセデスはベッテル獲得を目指しているとエディ・ジョーダン

2017年05月05日(金)5:31 am

かつて1991年から2005年までF1を戦ったジョーダン・グランプリのオーナーであったエディ・ジョーダンが、メルセデスAMGは間違いなくセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と2018年の移籍に関する交渉を行っていると主張した。

■根強くうわさされるベッテルのメルセデスAMG移籍

現在はテレビのF1解説者を務めているジョーダンは、毎年ドライバーの移籍などについての予想を行っているが、かなり高い的中率を誇っていることでも知られている。

しばらく前から今年限りでフェラーリとの契約が満期を迎えるベッテルが、2018年にはメルセデスAMGに移籍するのではないかとのうわさがささやかれている。

メルセデスAMGがウィリアムズから獲得したバルテリ・ボッタスと1年契約しか結ばなかったのはそのためだと言われており、メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)も2018年のドライバーラインアップを決める上ではまだいろんな検討ができると示唆している。

そして最近も、どうやらヴォルフがベッテルと来季に向けての話をしているようだとのうわさが広まった。しかし、ヴォルフは次のようにこれを否定していた。

「まったくそういうことじゃないんだ。私はただ同じスイスに住む隣人として(ベッテルと)雑談をしていただけだよ」

■ベッテルを引き抜けばフェラーリに打撃

だが、ジョーダンはドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。

「もちろん、彼ら(メルセデスAMG)はベッテルと話をしているよ」

「彼らにはそうする必要があるんだ。F1は残酷なビジネスだからね。自分自身を強くするだけじゃなく、敵を弱らせるためにも動くんだ」

確かに、もしベッテルを引き抜かれるようなことがあれば、メルセデスAMGにとって現時点での最大のライバルであるフェラーリが弱体化する可能性は大きいかもしれない。

■ラウダもベッテルを高評価

ヴォルフの同僚であるメルセデスAMG非常勤会長のニキ・ラウダも、ベッテル移籍のうわさは否定したものの、ベッテルに関しては素晴らしいドライバーであることは間違いないと称賛を送っている。

「現時点では彼がベストだね」

現役時代には3度F1王座についた伝説的元F1ドライバーでもあるラウダはそう語ると次のように付け加えた。

「彼は自分が何を望んでいるかが分かっている率直な男だし、何かを得るためにはどうすればいいか、そして最大のパフォーマンスを引き出すためにはどうすればいいかがよく分かっている。本当にすごいやつだよ」

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