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【マクラーレン】ザウバーへのホンダPU供給に反対する理由はない

2017年05月03日(水)5:45 am

今季も大苦戦を強いられているマクラーレン・ホンダだが、その最大の原因がホンダパワーユニットの力不足によるものであるのは確かだ。

●【マクラーレン】ブーリエ「ホンダPUはすべてにおいて劣っている」

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、今季もこれから改善に努めていくものの、ホンダはすぐに2018年用のパワーユニット開発を進めていくべきだと主張している。

■ロン・デニス失脚により前進したホンダの複数チーム供給

その2018年に目を向けたとき、これまでと大きく変わるのが、ホンダがマクラーレンと並行してザウバーにもパワーユニットの供給を開始するということだ。

昨年マクラーレンの最高権威の座から失脚したロン・デニスは、ホンダからパワーユニットの独占供給を受けることに固執していた。だが、新たにアメリカ人のザック・ブラウンが最高責任者に就任したマクラーレンは、ホンダが別のチームにパワーユニット供給を行うことにもオープンな姿勢へと変化してきている。

複数のチームに供給することになれば、より多くのデータを集めることもでき、それが改善開発にプラスに働くことから、ザウバーへの供給開始はマクラーレンにとってもメリットとして帰ってくる可能性もある。

■そうなるのは時間の問題だった

「我々は一緒に決めたんだ」

ザウバーへのホンダパワーユニット供給決定に関してそう語ったブーリエは、次のように続けた。

「自分たちがなすべきことをしたということだ。ロンは非常に確固かつ明確な姿勢をとっていた。彼はよそに(ホンダの)注意が向けられることを望んでいなかったんだ」

「だが、ホンダはFIA(国際自動車連盟)とFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)との間に道義的な契約を結んでいたし、我々もいつかそういうときがくればホンダがほかのチームの面倒を見なくてはならないことも分かっていた。だが、我々は必要とする安心材料も得たし、反対する理由はないだろう」

そう述べたブーリエは、次のように付け加えた。

「ザウバーにとってはいいことだ。それによって、例えばルノーとレッドブルの関係に似たファクトリーエンジンを得る権利を得るわけだからね」

伝えられるところによれば、ザウバーではホンダパワーユニットとともに来季からマクラーレンのギアボックスを使用することになるという。

●【マクラーレン】ブーリエ「ホンダPUはすべてにおいて劣っている」

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